主従関係!? 1話
あなたは、自分の言うことを何でも聞く、メイドロボットが欲しいと思ったことはありませんか?
誰しも一度は、考えた事があると思います、そんな誰しも一回は、考えた事があるメイドロボットが今日うちに届きます。
何故うちに届くかと言うとそれは、数日前にさかのぼります…
◇◆◇
「なぁ真也、最近テレビで宣伝してるメイドロボ知ってるか?」
今はなしてきた奴は、友達の桂太だ。
「あぁオーダーメイドで作るから自分好みのメイドに出来るってやつだろ?」
「そうそう、でさ噂で聞いたんだけどそのメイドロボを作ってる会社に自分の好みを書いた手紙を送ればその中から1人選ばれてメイドロボがプレゼントされるらしいんだよ」
桂太は、いつもどこから情報を仕入れているのかわからない位色んな情報を知っている。
「へぇそれは凄いなでも俺は、興味ないね」
「やっぱりそう言うと思ったよ、でも送るだけ送ってみないか?」
桂太は、いつも真也が興味ないと言うとそこで諦めるのだが今日は、諦めなかった。
「めんどくさいから嫌だ」
「そんな事言わずに頼むよ」
桂太は、引き下がらないこうなった時の桂太は自分に協力してくれるまで諦めない。
「面倒くさいからいやだ」
「そう言わずに頼むよぅ」
桂太は、土下座までして頼みこんできた。
「はぁそこまでしてメイドが欲しいのか?」
「欲しいっ死んでも欲しい」
ここまで桂太がメイドにこだわるのは、最近メイド喫茶に行ってメイドの良さを覚えてしまったからだ。
「わかった送るだけ送ってやるよ」
「おぉさすが真也だ!!」
真也は、1つ気になる事があって桂太に聞くことにした。
「もし俺が当たったらその時は、どうするんだ?」
「その時は、俺に譲ってくれよ真也は興味ないんだろ?」
「まぁそれでいいよ」
話しは、そこで終わり手紙を書くのは、学校が終わって真也の家に行ってから書くことになった。
「真也、早くお前の家に行こうぜぇ」
「てか何で俺の家なんだ?お前の家でもいいだろ」
「俺の家は、駄目だよ親いるし」
真也は、親が海外で仕事をしているため今家に真也1人で住んでいる。
「何だよそれ、手紙位親の前で堂々と書けよ」
「それは、いいから早く家に行って書こうぜ」
桂太は、そう言うとカバンを取って教室から出て行ってしまった。
「おっおい先にいくなよ」
真也は、急いでカバンを取り桂太の後を追った。
「はぁはぁお前な家まで走るってありえないだろ」
「何だよこれ位で疲れたのか?」
桂太は、これ位と言うが学校から家までは軽く2〜3キロはある。
「はぁとりあえず家に入るか」
「おぅそして手紙を書くぞぉ」
とりあえず家の中に入り、桂太を部屋まで連れていった真也は、ジュースとお菓子を取りにいった。
「真也、早くしろ手紙書くぞ」
「お前テンション高すぎ」
「あたり前だろメイドだぜメイド」
テンションが高い桂太は、真也が部屋に来た途端カバンからハガキを二枚出し自分と真也の前に出した。
「準備がいいな」
「朝に買ってたからな」
そう言うと桂太は、ハガキに自分の好みを書き始めた。
これってもろ自分の好みがバレないか?
「おぃ桂太、ロリとは、何だロリとは」
「いいだろ人の趣味に口だすな」
「まぁそうだな…」
俺は、どうしようかな?好み何て特にないしそれに当たるともわからないしなぁ。
「なぁ真也は、どんなのが好み何だよ?」
「特に好みは、ないから特になしって書いたけど」
「真也、そんな特になしって書いて当たると思うか?」
当たるとは、思っていないでも好みが特にないんだからしょうがない…。
「別にいいだろ送ってやるんだから感謝しろ」
「まぁそれもそうだな、じゃあポストに持って行こうぜ」
桂太は、そう言うとまた真也を置いて先に行ってしまった。
「あいつどんだけメイドが欲しいんだよ」
その後真也もポストに向かいハガキを出した。
「じゃあ俺は、手紙も出したし帰るぜ」
「お前本当に手紙書きに来ただけだったんだな」
「おぅじゃあまた明日学校でな」
「あぁ、じゃあ気をつけて帰れよ」
桂太は、走って帰っていった。
「はぁ何か今日は、疲れたなもう寝るか…」
それから数日後真也の携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた。
「はい、どちら様でしょうか?」
「こちらHappyメーカーのメイドロボ担当の花宮ともうします」
「メイドロボの担当さんが俺に何か用ですか?」
真也は、数日前桂太と一緒にハガキを出していた事を完全に忘れていた。
「はい、おめでとうございますメイドロボ当選です」
「はっ当選?それってどうゆう事だ?」
「あなた様にメイドロボがプレゼントされるということです」
真也は、それを聞いてやっと数日前の事を思い出した。
「えっえぇぇ」
「そんなに嬉しかったんですか」
ありえないだろ、何で特になしって書いた俺に当たるんだ?
「それでいつ家に持ってくるんですか?」
「今日の夕方位です」
今の時間は、昼の1時メイドロボが家に到着するまで後何時間しかない。
「本当に当たったんですよね?」
「はいっ本当に当たりましたよ」
「そうですか」
真也は、驚きすぎて頭のなかがかなり混乱していた。
「じゃあ到着する10分前位にまた連絡したいと思います」
「はい、わかりました」
電話を切った真也は、まだ頭のなかが混乱しまくっていた。
「何で俺に当たったんだ?何で?」
真也は、その場で夕方になるまで頭の中を整理していた、そこに連絡が入った。
「はい」
「もう到着しますので」
「わかりました」
真也は、覚悟を決めメイドロボが来るのを待つことにした。
(ピンポン、ピンポン)
玄関のチャイムの音が家のなかになり響いた。
「はい、今でます」
目の前には、とても綺麗な女の人が立っていた。
「Happyメーカーのメイドロボ担当の花宮です」
「あっどうも」
「商品をお届けにきました判子もらっていいですか?」
花宮さんは、判子をもらう紙をだした。
「ここに押せばいいんですよね?」
「はいそこに押していただければいいです」
真也は、判子を紙に押した。
「ありがとうございます、何かわからない事があれば先ほどの番号に電話をしてください。」
「わかりました」
花宮さんは、そういうと帰って行った。
「とりあえずリビングに運ぶかって重っ」
真也は、とりあえずリビングに運びメイドロボが入っている箱をあけた。
「おぉ可愛い」
目の前のメイドロボは、もう既にメイド服を着ていた、しかし顔が純和風といった感じでメイド服より着物のほうが似合いそうだった。
「さてどうしたものか?」
真也は、箱の中に入っていた説明書をとった。
「なになに、えっとスイッチを押して起動させるのかってスイッチってどこにあるんだ?」
スイッチらしきものは、どこを探しても見つからない。
「まさかとは、思うけどここじゃないよな?」
真也は、恐る恐る押してみたするとメイドロボが起き上がり目を開けた。
「お名前、年齢を言って下さい」
「高坂真也、17歳」
「登録完了いたしました」そういうとメイドロボは、真也の前に座った。
「これからよろしくお願いしますご主人様」
「えっとこちらこそよろしく?」
この時真也は、桂太に譲るのを思いだした。
「えっと俺がご主人様ってわけじゃないんだけど」
「それは、どうゆう事ですか?」
「友達に当たったら譲るって言ってるんだ」
「それは、もう無理です登録しましたから」
真也は、今日この時からメイドとの一緒に暮らすことが決まった…。
「そうだとりあえず桂太に連絡しないと」
真也が桂太に連絡するとすぐに来ると言われ電話を切られた、それから10分後桂太が到着した。
「真也、メイドはどこだ?」
「えっとリビングにいる」
桂太は、すぐにリビングに走って行った。
「俺のメイドちゃぁん」
桂太は、メイドに抱きつこうとしながら叫んでいた。
「触らないで下さい、私に触っていいのはご主人様だけです」
「だから俺が君のご主人様だよ」
「違います私のご主人様は、真也様です。」
メイドロボは真也を指差しながら言った。
「真也、どうゆう事だぁ?」
桂太は、真也の胸ぐらを掴みながら叫んだ。
「俺にもわかんねぇんだよ起動させたら登録されたんだよ」
「何で起動させたんだよ?」
その時メイドが桂太の頭にハイキックをかました。
「ご主人様に危害を加える物は、徹底的に排除します。」
「おいやめろこいつは、友達だ」
急いで真也は、メイドを止めた。
「おい真也、そのメイドは何なんだ?」
「いや俺にもよくわかんない」
「まだご主人様に危害を加えるつもりですか?」
メイドは、拳を作って桂太を威嚇した。
「いやそうゆう訳じゃ、真也この事は、明日詳しく聞くからな」
そう言うと桂太は、走って自分の家に帰って行った。
「ご主人様大丈夫ですか?」
「あぁ大丈夫だ」
本当の所真也は、頭のなかが混乱していて大丈夫じゃなかった。
「そうですか、よかったです」
「そうだお前名前は、何て言うんだ?」
「名前は、ご主人様に決めてもらうようになっております」
メイドはそう言うと説明書を見せてきた。
「名前かぁそれって絶対俺じゃなきゃ駄目なのか?」
「はいご主人様じゃないと駄目です」
「うぅんすぐには思いつかないなぁ明日までには決めとくから」
真也は、そう言うと部屋に戻ろうとした。
「ご主人様どちらにいくんですか?」
「今日は、もう寝るから部屋に行くんだ」
「そうですか、じゃあ私は、なにをすればいいですか?」
「うぅんそうだなとりあえずお前も休めこれからの事は、明日決めるから」
「わかりました、ご主人様」
真也は、自分の部屋にメイドは、箱の中に戻って行った。
次回に続く