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THE WORLD  作者: SEASONS
4月18日
998/1056

父と同じ言動

《サイド:天城総魔》



「…阿久津。お前の人生はここまでだ。」



はっきりと宣告しながら神剣を構えると、

阿久津は臆することなく笑ってみせた。



「ふははっ。血脈とは恐ろしいものだな…。その台詞、かつてお前の父、天城総司もそう言って剣を構えたぞ。」



…父、か。



過去を告げる阿久津の言葉によって、

かつての事件を思い出してしまった。



それは15年近く前の出来事であり、

俺にとっては初めて経験した悲劇だ。



あの事件において俺は何もしていない。



…いや。



何も出来なかったと言うべきか。



父と母の手によって、

戦場から隔離されたからだ。



そのおかげで生き残ることになったのだが、

それでも俺は戦いの一部始終を見ていた。



父が阿久津と戦い。



最期の時を迎える瞬間を見ていたのだ。



…ただ。



距離が離れていたために、

会話までは聞き取れなかった。



死を迎える前に、

父が何を語ったのかは分からない。



だがもしも阿久津の言葉が事実であれば、

俺は亡き父と同じ行動をとって、

同じ発言をしているということになるのだろう。



「父の最期は俺も見ていた。お前が止めを刺す瞬間もだ!だが、あの時の俺には何も出来なかった!魔術も使えず、剣も持てなかった。だが今は違う!!俺は…お前を殺せる『力』を手に入れた!」



あの日から、

ただひたすらに復讐を願い続けた。



学園で魔術を学び。


独学で剣術も学んできたのだ。



俺が魔術師だったことは単なる偶然だとしても、

手に入れた力を使って俺は俺の目的を果たしてみせる。



「お前を殺せば俺の復讐は終わる!!」


「復讐…か。」



終わり告げる俺の言葉を聞いて、

阿久津は何らかの疑問を抱いた様子だった。



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