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後方支援
《サイド:御堂龍馬》
…くっ!
先行している総魔が狙われている!
「「「死ねーーーーっ!!!」」」
気合いを込めて護符を放とうとする陰陽師達が陰陽術を放つ前に急いで駆けつける。
「総魔に手出しはさせないっ!」
背後から陰陽師達に斬りかかった。
「「「うぁぁぁぁ…っ!!!」」」
駆け付けた僕の攻撃によって、
陰陽師達は力尽きて倒れていく。
その様子を確認しながら、
周囲の陰陽師達も一掃していくことにした。
「総魔に手出しはさせない!」
詳しい事情は知らないけれど。
総魔が指揮官らしき人物に狙いを定めているのなら、
僕はそれ以外の陰陽師達を殲滅していくだけだ。
「総魔!周りの陰陽師達は僕が抑える!きみはきみの戦いを終わらせるんだ!!」
総魔を残して戦場を駆ける。
僕はまだ何も知らない。
総魔の想いや指揮官との因縁を何も知らない。
それでも僕は二人の間にある緊迫した雰囲気を感じて彼らの戦いを見届けることにしたんだ。
「総魔に手出しはさせないっ!」
必死に叫びながら陰陽師の部隊を相手にする。
そんな僕の想いを感じてくれたのか、
総魔は指揮官と一対一で向かい合っていた。
怒号と悲鳴が響き渡る戦場。
僕の迎撃によって陰陽師の部隊は総魔に近付くことが出来ないでいる。
陰陽術と魔術が交錯する戦場。
その一画で。
二人の戦いが終わりを迎えようとしていたんだ。




