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THE WORLD  作者: SEASONS
4月18日
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恐怖の再来

《サイド:阿久津信成》



「天城か…やはり恐ろしい一族だな…。」



小さな声で呟きながら天城総魔を眺め続ける。



残念だが、並の陰陽師では歯が立たないようだ。



迎撃どころか足止めすら出来ていない状況だからな。



…父を超えるか。



信頼する部下達が紙切れのように切り裂かれていくのだ。


次々と朽ち果てていく様子を眺めて思うことはただ一つ。



「父子揃って…とんでもないバケモノだな。」



15年前に天城総魔の父である天城総司と戦った時。



一度は死を覚悟した。



1対1では絶対に勝てないと思わせるほどの恐怖を感じたからだ。



長年魔術師狩りを行ってきた私が初めて恐れた人物。



それ以前も、それ以降も、

死の恐怖を感じたことは一度もない。



私にとって最大の障害となった存在。


決して忘れることの出来ない存在である天城の名。



魔術師ですらないたった一人の男を殺す為だけに、

5千を越える陰陽師を犠牲にしたのだ。



そうまでしなければ倒せなかった相手。



陰陽師軍にとって恐怖の象徴となった天城総司。



その血を継ぐ天城総魔の存在は、

この15年間一度も感じることのなかった恐怖の再来でもあった。



「まさしく悪魔だな…。」



同士討ちを避ける為に陰陽術の使用をためらう陰陽師達。



その陰陽師達の部隊の中へと飛び込んだ天城総魔は、

淡々と陰陽師達を斬り殺し続けていた。



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