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伝わる気迫
《サイド:天城総魔》
「「「ぐぁぁぁっ!!!」」」
「「「うぁぁっっ!?」」」
「「「っづぉぁぁっ…!!!」」」
叫び声を上げながら次々と倒れていく陰陽師達。
俺と御堂の突撃によって、
陰陽師の部隊は滅びようとしていた。
「消え去れ…。」
囁きながら陰陽師の体を神剣で斬り裂く。
「が…ぁっ…!!!」
斬撃音が鳴り響き、
立ちはだかっていた陰陽師は倒れた。
体を二つに斬られて絶命している。
その死には目も向けずに、
次の標的に願いを定めて襲い掛かっていく。
『ズバッ!!』
『ズシュッ…!!!』
『ザンッ!!!』
剣を振るたびに戦場に転がり落ちる死体。
その幾つもの屍を乗り越えながら戦場を駆け続ける。
「…阿久津。俺はまだ…死にはしない!」
呟いた俺の声は阿久津には届かないだろう。
まだ距離の離れた阿久津には届かないはずだ。
それでも。
俺の気迫は伝わったように思えた。




