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総魔の隣に
…残り10秒。
大切な想いを心に抱えながら。
ついに最期の詠唱を終えたわ。
「ねえ…総魔。私は総魔の隣にいられたのかな?」
呟く私の手が激しく輝きだす。
それは目がくらむほどの眩しい光。
この力が爆発した瞬間に。
私は私の想いを貫き通すことができるのよ。
「…もう良いの?」
「はい。」
私と理事長にとっては暖かくて優しい光。
そんな柔らかな光に包まれながら、
最後まで協力してくれた理事長に心から感謝したわ。
「ありがとうございました。」
そのたった一言を伝えてみたことで。
「ふふっ。どういたしまして。」
理事長は微笑みを返してくれたのよ。




