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戦闘再開
《サイド:近藤悠護》
「敵を切り崩せーーっ!!!」
大声で叫びながら前線部隊を率いる。
限られた仲間達と共に陰陽師の軍へと突撃を開始したのだが、
正面の敵部隊の総数はざっと数えて3000人規模だろうか?
陰陽師軍は共和国軍の完全包囲の為に、
部隊を広範囲に展開しているからな。
一カ所で見れば突破は不可能ではないはずだ。
「悠理、頼んだぞ…。」
小さく呟きながらルーンを構える。
そして白銀の剣『アルビオン』を片手に、
俺も戦場を駆け抜けていく。
目前へと迫る敵部隊。
その手の護符が、
俺達の部隊へ放たれようとしているのが見えた。
「「「「「急々如律令!!!」」」」」
数百の護符と共に陰陽師達の声が戦場に響き渡った瞬間に。
「…迎撃準備!!」
俺達の背後から悠理の叫び声が聞こえてきた。




