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分からないものは
《サイド:朱鷺田秀明》
…さて…。
時刻はまもなく午前5時30分というところでしょうか。
王都内部に侵入した私は、
徐々に明るくなる空を見上げながら集合予定の南門付近へと急いでいました。
「そろそろ集合時間ですね。」
誰にともなく呟きながら先を急ぎます。
結局一晩中、兵士達の尾行を行っていたのですが。
結論から言えば幾つかの詰め所を発見しただけで、
目的の『兵器』が隠されていそうな場所は見つけられませんでした。
「分からないものは仕方ありません。今はとにかく合流を…」
天城さん達と合流するために。
ひとまず南門へと急ぐことにしました。




