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THE WORLD  作者: SEASONS
4月17日
802/1212

6人の幹部

《サイド:????》



…共和国軍は合流してしまったか。



どうにか阻止しようとあがいてはみたが、

全てが思い通りにならないのは仕方がない。



…それでもだ。



予定通り、こちらの部隊を見失った様子だな。



疑心暗鬼に陥る共和国軍を樹海の奥からじっと眺めてみる。



向こうはこちらの動きを警戒している様子だが、

現時点ではまだ攻撃を仕掛けるつもりはない。



こちらにも段取りというものがあるからな。



「ここまでは予定通りと言うべきか?」


「今の所はそうだが、作戦の失敗は多くの仲間達の命を失うことになるだろう。」



…ああ、そうだな。



一人でも多く生き残る為には、

俺達で戦争を終結させる必要がある。



「まだまだ油断は出来んか…。」


「ああ、結果を出すまでは戦い続けるしかない。」



答えてくれたのは水門の部隊を率いていた伊川拓郎いがわたくろうだ。


アストリアの全ての軍の頂点に立つ元帥でもある。



今では戦友とも呼べる存在だが、

若かりし頃は互いに出世を競い合った仲でもあった。



「全滅か勝利か…結果は二つに一つ。出来ることなら勝利で終わりたいものだな。」



願いを込める俺の名は吉澤圭吾よしざわけいご


アストリアの国境警備を一手に任される総司令官でもある。



立場的には共和国の鞍馬宗久と同列だな。



まあ、そんなことはどうでもいい話だが。



先代国王である真田照栄さなだしょうえい様を筆頭に。



軍師、九条秀人くじょうひでと


国境警備隊隊長、兵藤進一ひょうどうしんいち


猛将もうしょう国守鏡吾くにもりきょうご


アストリア軍元帥、伊川拓郎いがわたくろう


国境警備隊総司令官、吉澤圭吾よしざわけいご



この6人こそが、この砦の幹部になる。



そしてこの6人こそが、

共和国軍にとっては倒すべき相手だと言えるだろう。



「俺の部隊は砦に引き返す。内部を経由して南門の殲滅に向かうつもりだ。吉澤はこのまま軍を進めてくれ。」



方針を決めた伊川が兵の半分を率いて西門へと撤退し始める。



「再び前後からの挟撃作戦か。さて、共和国軍は一体どこまで耐え切れるのか見せてもらおうか。」



俺もゆっくりと歩み出る。



「この戦いが滅亡か勝利か。互いの運命をかけて突き進むのみだ!」



気合いを込めて叫び。


力強く剣を振りかざしてから配下の兵士達に指示を出す。



「全軍、突撃っ!!!!!!!」


「「「「「うおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」」」」」



1万の兵士達が一斉に動き出す。



全力で駆け出す兵士達の騒音と怒号。


その異変を聞き付けたのか、

共和国軍も即座に決断を下した様子だった。



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