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THE WORLD  作者: SEASONS
4月15日
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手遅れ

《サイド:米倉美由紀》



さて、と。


全員の準備が整ったようね。



「やっと来たわね。急ぐから早く乗って!」



御堂君達がグランパレスの入口に着く前に、

馬車を用意して待機していたんだけど。


少し急かしてみたことで、

御堂君達は急いで馬車に乗り込んでくれたわ。



「みんな、乗ったわね?」



全員が馬車に乗ったことを確認してから手綱を強く握り締める。



「のんびりしてる時間はないから飛ばすわよ!!ちょっと揺れるけど我慢してね。」



出発前に声をかけてみたけれど。


はっきり言って返事を待つつもりなんてないわ。



わりと本気で急いでるからよ。



「出発!!」



勢いよく振られる鞭に反応して走り出す3頭の馬。



私が走らせる馬車は、

宣言通りに『ガタガタガタガタッ!!!!!!』と、

勢いよく揺れながら動き出したわ。



「ちょ…っ!?」



叫ぶ翔子の声を無視して全力で馬を走らせる。



「下手に喋ると、舌を噛むから気をつけなさいっ!」



大声で注意してみたけれど。


すでに遅かったようね。



「…痛ぃ…」



叫んだ瞬間に舌を噛んでいたみたい。


翔子の瞳にうっすらと涙が浮かんでいるのが見えたのよ。



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