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THE WORLD  作者: SEASONS
4月15日
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未来を託す価値

《サイド:御堂龍馬》



「おめでとう、御堂君。」



理事長が労いの言葉をかけてくれた。



「良く頑張ったわね。あなたの示した勇気は必ず多くの人々の心に残るはずよ。」



…勇気か。



どうなのかな?



自分ではよくわからない。



前回までの僕なら素直に喜べたと思うんだけど。


今回は多くの人々の前で総魔に敗北した姿を見せてしまったからね。



さすがに手放しでは喜べないと思ってしまうんだ。



だけどそれでも。


理事長は僕の活躍を褒め称えてくれていた。



「全ての魔術師の未来の為に、あなたの存在は必ず意味を持つはずよ。だからこれからも自信を持って前に進んでね。あなたにはこの国の未来を托す価値があるの。そのことだけは忘れないで。」



…未来を託す価値。



なかなか難しい表現だね。


僕にそれほどの価値があるだろうか?



笑顔と共に差し出される表彰状だけど。


僕には理事長の言葉の真意は分からない。



だけど…それでもね。



今は迷わずに表彰状を受けとるしかないんだ。



この表彰に。



どれ程の意味と。


どれ程の価値があるのかはまだ分からないけれど。



それでも前に進み続けることを止めるつもりはない。



未来のことなんて分からなくても。


それでも総魔を追い続けることで今よりも成長出来ると信じて。



表彰状を受け取ることにしたんだ。



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