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THE WORLD  作者: SEASONS
4月15日
689/1242

準優勝

「続きまして!!準優勝であるグランバニア魔導学園の表彰を行います。皆様、盛大な拍手をお願い致します!!!」



係員の指示をきっかけとして再び沸き起こる拍手の嵐。


多くの人々の称賛の声が飛び交う中で、

澤木君の前へと歩み進めたわ。



「おめでとう。結果には後一歩、及ばなかったけれど。今回も良い試合だったと思うわ。だからこれからも諦めることなく、多くの人々に勇気を与えられるように努力を続けてね。」



健闘を讃えながら表彰状を差し出す。


澤木君も頭を下げながら笑顔で表彰状を受けとってくれたのよ。



「ありがとうございます!次こそはジェノスに打ち勝って年間制覇を食い止めて見せます!!」



…ふふっ。



高らかに宣言する澤木君も大塚君と同類ね。



敗北に屈することなく、

前を向いて歩き続ける意志を示してくれたのよ。



個人的には年間制覇を阻止されてしまうのは嬉しくないけれど。


ヤラセの大会をしたいわけじゃないから文句なんて言えないわ。



何度敗北しても諦めずに立ち向かう勇気を示した二人。



そんな二人を見れたことで、

自然と笑みを浮かべてしまったのも事実なのよ。



澤木君も含めて守りたいと思えるの。



世界と敵対する魔術師という存在。



その意味に思い悩むことが馬鹿馬鹿しくなるくらいにね。


彼等は目標に向かって、

真っ直ぐに一歩一歩を着実に歩んでいるのよ。



そんな純粋なこころざしを持つ生徒達が見れたことで心から守りたいと思えたわ。



「ふふっ。頑張ってね。いつかきっと、願いは叶うわ。」



沢木君にも思いを込めてから、

再び後方へと下がることにしたのよ。



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