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THE WORLD  作者: SEASONS
4月14日
618/1254

心の余裕

《サイド:御堂龍馬》



ふう。



夕食が終わったあとで、

僕達は適当に席を選んで食後の時間をのんびりと過ごしてるところになる。



今日という日はもうすぐ終わってしまうんだ。



初戦のエスティア。


2回戦のデルベスタ。



どちらも大変だったけど。


明日はいよいよ大会2日目になる。



上位8校による激戦が繰り広げられることになるんだ。



通常なら決勝までの試合を考えて、

少しでも余力を残せるように試合順を考えたり、

あまり無理をせずに魔力を節約出来るように努力したりするんだけどね。



今回はいつもと違うんだ。



沙織が回復魔術に関して成長の兆しを見せたこともあるけれど。


どんな怪我でも対応出来る彼がいることと。


魔力を供給出来る優奈さんがいること。



この二人の存在がとても大きいと思ってる。



二人のお陰で僕達は常に万全な状態で戦えるからね。



他の学園と比べて、この差は非常に大きいと思うよ。



少なくとも前回までの大会と比べると。


今の僕達には心に大きな余裕がある。



多少の疲労感はあるけれど。


一晩眠れば消える程度だからね。



その程度の疲れしか感じていないんだ。



だから明日になれば僕達はまた万全な状態で試合に挑むことが出来るんじゃないかな?



こんなに余裕を持って大会に挑めるのは今回が初めてだと思うよ。



この調子なら11回目の連続優勝さえ達成出来てしまうような気がする。



そんな余裕をね。


沙織や翔子だって感じてるんじゃないかな?



そう思える程、彼の存在感は大きいと思うんだ。



彼がいる限り僕達に敗退は有り得ない。


そんなふうに無条件で信じられるくらい、

僕達は彼を信頼しているんだ。



すぐ側にいる最強の魔術師。


彼に追い付いて乗り越えることこそが僕の目標になる。



その目標は果てしなく長い道程かもしれない。



だけどね。


諦めようとは思わないよ。



彼が僕を信じてくれる限り、

僕も自分自身を信じて歩んで行こうと思うんだ。



いつの日にか。


彼にたどり着くその日まで。



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