表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月4日
61/185

心の痛み

《サイド:美袋翔子》



…こ、れ…が…っ?



意識を失う寸前で、少しだけ後悔してしまったわ。



…って、言っても。



予想を上回る威力に、とかそんなことじゃないの。



そんな身体的な苦痛じゃなくて、

その内側の問題だったのよ。



たぶん。



魔力を斬られるという異質な感覚のせいだと思う。



上手く言葉にできないけれど。


どう表現すればいいのか分からないけれど。



…ひどく。



ひどく心が痛かったの。



辛いとか。


苦しいとか。


そういうことじゃなくて。



ただただ、心が痛かったの。



そんなの感じられるわけがないのに。


心に痛みなんてないのに。



それなのに。



心が壊れるような感覚を確かに感じてしまったのよ。



きっと。



これが魔剣の力の副作用なんだと思う。



…それでも、ね。



物理的には斬らないって言った総魔の言葉は正しかったみたい。



左腕自体は無事なのよ。


傷一つついていないのは、

ちゃんと見てたから知ってる。



だけど、それだけなの。



あまりにも一瞬の出来事だったから、

それ以上のことを判断する余裕はなかったわ。



だから魔剣の本当の力を知る事が出来ないまま、

倒れてしまったことだけははっきりと覚えてる。



そしてそれが、この時の私の最後の記憶。



そこで私の意識は途絶えてしまったから。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ