表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月13日
540/1294

何日か前に

《サイド:美袋翔子》



………?



…え?


…どういうこと?



これは、予想していない展開だったわ。



総魔とのんびりお話でもしようと思っていたのに。



…思ってたのに!



肝心の総魔が優奈ちゃんと『二人』で出かけてしまったのよ!



どうしてなの!?


どうしてまた私を置いていっちゃうの!?



…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!



総魔ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…。



どこに行っちゃったの…?



個人的には追い掛けたい気持ちがあるんだけど。



…だけどね。



吸収の実験に私が関われる余地なんてないわよね?



ついて行っても邪魔者扱いされるだけだと思うの。



何日か前に『必要ない』って言われたことを思い出してしまったせいで、

追い掛けることが出来なかったのよ。



…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。



せっかくこうして一緒にいられる機会が出来たのに。


現実はなかなか思うように進んでくれないのよ。



…あうぅぅぅ。



総魔ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。



追い掛けて話をしたいけれど。


邪魔だとは思われたくないの。



そんな二つの気持ちが混ざり合ったことで、

激しくため息を吐いてしまったわ。



はぅあぁ…。



落ち込む心。



隣にいる沙織に気付かれないように、

平静な雰囲気を保とうと意識はしてるんだけど。


何故か沙織は面白そうに私を見て微笑んでいるのよね。



…う~ん。



なんとなく思うんだけど。


やっぱり沙織には気付かれてる気がするわ。



だけどね。


恥ずかしいから確認する勇気なんて私にはないの。



はぅぅぅぅ…。



こうなったらもう、

どうしようもないよね?



沙織と出口に交互に視線を向けてから、

色々なことを諦めることにしたのよ。



今から追い掛けようにも、

どこへ向かったのかなんて分からないしね。



追い掛けることを諦めて、

沙織に尋ねることも諦めたわ。



もうすでに気付かれてる気はするけどね。



だけどもしもそれが勘違いだったら、

自分から暴露することになってしまうから。



考えるだけで恥ずかしさ満載だったのよ。



…とりあえず、もうね。



こうなってしまった以上は仕方がないって思うの。



だから今はもうあまり考えないようにして、

大人しく総魔が帰ってくるのを待つことにしたわ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ