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THE WORLD  作者: SEASONS
4月3日
54/187

あとは実際に

《サイド:天城総魔》



時刻は午後8時。



すでに夕食を終えたことで、

寮にある自室まで戻ってきた。



…一日が終わるのが早いな。



あっという間に思えるほどだ。


それだけ充実していたのだろうか。



研究所を出て、

図書館を離れたあとも、

あてもなく学園内を歩き続けていた。



そして。


ただひたすらルーンの事ばかり考えていたのだが、

その間に時間は過ぎ去って、

気が付けば一日を終えてしまっていた。



だからだろうか。



久しぶりにゆっくりと時間を取れたおかげで、

すでに心の中ではルーンの原型のようなモノが出来上がっているような気がする。



今はまだ実際に発動したわけではないが。


理論通りの結果が出るかは分からないが。



どうなるかは実際に確認すれば済むことだ。



…ようやくここまできたか。



今日一日の出来事を思い返しながら一息吐く。



現在の生徒番号は131番だ。



既にサード・ステージの終盤とも言える番号を獲得している。



今日一日を思い返してみれば翔子の存在やルーンなど色々と考えさせられる出来事があったが、

ようやくここまで来る事が出来た。



明日で4日目だ。



1万人以上の生徒を乗り越えて、

ついに2桁台に入ろうとしている。



「まずは近付くことからだな。」



明日の試合で2桁番号を手に入れてフォース・ステージに到達し。


その後に続く試合で1桁台の番号を入手する。



そこまでたどり着ければフィフス・ステージ。


最終舞台だ。


ようやく頂点争いに参加することができるようになる。



…あと少しでたどり着ける。



目的地は目の前だ。



『霧の結界』と『天使の翼』



二つの力の実験を積み重ねながら試合を繰り返してどちらも完成することが出来た。



そして『第3の力』となるルーン。



この学園で頂点に立つための最後の力も完成しようとしている。



…黒柳と話ができたことは大きな収穫だったな。



研究所に行ったことも大きな意義があった。


初めて見たルーンは十分に参考になったからだ。



予想していた力とは異質な物だったが、

それでも『結晶化』の勉強にはなった。


現時点ではまだ予想でしかないが、

おそらくこうすればいいだろうという感覚は掴めている。



…あとは実際に発動させるのみだ。



そう思えるところまで突き詰めることができている。



ひとまず準備は十分だろう。


少し早いが今日は体を休めて実験は明日行うことにしよう。


まずは十分な休養が必要だと考えて、

今日は早めに眠りにつくことにした。




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