表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月13日
530/1308

グランパレス

次にどこに向かうのか?



僕達は一通り知っているけれど。


彼と深海さんはまだ何も知らないだろうね。



僕から説明してあげてもいいんだけど。


彼は興味がなさそうだったし、

深海さんは周囲の光景に目を向けるのに忙しそうだった。



初めてくる訪れた場所だから色々と気になるのかな?



これからどこに向かうのかよりも、

目に見える範囲にあるモノが何なのかを翔子や沙織に尋ねていた。



そんな深海さんに翔子も沙織も笑顔で対応している。



この状況でわざわざ割って入る必要はないだろうから、

しばらくはこのままでいいんじゃないかな。



そんなふうに考えている間にも、

先導してくれている理事長が僕も見覚えのある道をのんびりと進んでいる。



普段ならさっさと移動するところだけど。


楽しそうな雰囲気の深海さんに気を使ってるのかな?



いつもと違って、ゆっくり目的地に向かっているように思えたんだ。



…それでもね。



前に進んでいるからには当然、

目的地についてしまうことになる。



グランパレス3階の一画。


毎月訪れている部屋に今回も到着した。



「ここが大会中の宿泊部屋になるわ。」



理事長に案内された場所は、

全32校の学園の生徒が集まる学生区画の一室だ。


周囲には他の学園の生徒が利用する部屋が並んでいる。



「とりあえずジェノスは『緑色の扉』って覚えておいてくれればいいからね~。」



扉を開いた理事長に続いて入室していく。


細い通路を進んだ先には大きな応接間が広がっていて、

突き当りの大窓からは大会の会場が一望できるようになっている。



僕としては1年近く通っている場所だけどね。


初めて来た深海さんは感動して驚いていた。



「…すっっっごく広いです…っ!」



正面の窓に駆け寄った深海さんの眼前には、

全ての試合場を一望できる広大な景色が広がっている。


O型に建てられたグランパレスは試合場が内側にあるからね。



1階は主に控室や倉庫や各種施設。


そして各施設を繋ぐ広大な通路が広がっている。



2階は基本的に観客席だけが解放されていて、

それ以外の場所は軍の管理区画のために立入禁止となっている。



3階は主に宿泊施設だね。


僕達の部屋は3階の右側の中央になる。



単純に右側を生徒区画。


左側を一般区画として区切られていて、

この窓から眼下の試合場を一望することが出来るんだ。



「それじゃあ、夕食の手続きをして来るけど、あとのことは分かるわよね?」


「はい。大丈夫です。」



理事長の質問に沙織が代表して答えていた。



「そう。じゃあ、私は行くけど、くれぐれも問題を起こさないように気を付けてね?」



最後に一声かけてから、

理事長は部屋を出て行ったんだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ