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見送り
そうして悠理ちゃんとの別れを終えた馬車が校門へと差し掛かろうとしたところでね。
「翔子!頑張れよー!!」
突然、私に呼び掛ける声が聞こえてきたの。
…ん〜?
…誰?
理事長の隣に並んで馬車の外を確認してみたら、
校門の前で大きく手を振っている淳弥の姿が見えたわ。
「あれ…?淳弥じゃない。わざわざ見送りに来てくれたの?」
「当然だろ?怪我しないように気をつけて行けよっ!」
心配してくれる淳弥のすぐ隣で、
里沙と百花と由香里の3人も手を振ってくれている姿が見えたわ。
「みんな頑張ってね~!」
「道中も気をつけて!」
「私の分まで、ちゃんと勝ってきてよ~っ!!」
「任せてっ!!」
それぞれの応援も受けながら。
私達は学園を離れたのよ。




