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THE WORLD  作者: SEASONS
4月12日
518/1306

人それぞれ

《サイド:御堂龍馬》



「ははっ!楽勝!楽勝!」



余裕の笑みを浮かべる真哉は、

今日最後の試合を終えて新たな生徒番号を手に入れた。



生徒番号、8番だ。


本来ならもっと上の番号を狙いたいところだけど。


閉館の時間が迫っているせいで今日はこれが限界だったんだ。



「お疲れ様」



笑顔で迎える僕に、真哉も笑顔で答えてくれる。



「たいして疲れてねえけどな。まあ、あの猪に比べれば楽なもんだろ?」



…はは…っ。



まあ、そうかもね。


真哉の言葉を聞いて苦笑してしまった。



確かに今日一日の間にギルドで請け負った仕事に比べれば、

学園での試合は比較的簡単かもしれないね。



そうは思うけれど。


学園の試合だって十分に危険性を伴うんだ。



だから楽勝かどうかは分からない。



でもね。


真哉がそう思うのならわざわざ否定する必要はないかな。



誰がどう思うかなんて人それぞれだからね。


ひとまず真哉の昇格を祝うことにして、

時計に視線を向けてみた。



時刻はすでに午後8時だ。


会場が締まる時間になっている。



「とりあえず飯でも食いに行こうぜ!」


「ああ、そうだね。」



真哉に誘われるまま、

食堂に向かって歩きだすことにした。



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