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実験3日目
《サイド:天城総魔》
時刻は午後2時頃だろうか。
午前中を睡眠に費やして、
準備と昼食を終えたあとで再び研究所に戻ってきた。
今日で3日目だ。
そろそろ本格的な構呪の実験に入りたいところだが、
まだしばらくは準備段階から進めないのかもしれない。
記録を積み重ねれば積み重ねるほど、
次々と新たな疑問点が出てくるからな。
それらを解決し。
矛盾を潰していく作業の連続によって。
当初の予定以上に実験が難航している状況だった。
場合によっては今日も細かな実験が続くかもしれない。
そんなふうに思いながらも実験室に入ってみると。
すでに黒柳達は準備を整え終えていて、
俺が来るのを待っていた様子だった。
「待っていたぞ、天城君!」
真っ先に出迎えてくれたのは黒柳だ。
「準備は整っている。いつでも実験可能な状態にしておいたぞ。」
「ああ、感謝する。」
礼を言ってから実験場に足を進めたことで、
黒柳が職員達に振り返った。
「よし!それではこれより実験3日目に入る!各自、気を引き締めるように!!」
黒柳の宣言と共に一斉に動き出す職員達。
今日も実験が始まった。




