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待ち時間の間に
《サイド:深海優奈》
午前11時30分。
少し早めに食堂に着いた私と悠理ちゃんは、
沙織先輩の言葉を信じて翔子先輩と北条先輩が来るのを待っていました。
「さすがにちょっと早く来すぎたんじゃないかな~?」
「…そうかも。」
悠理ちゃんの言葉を聞いて苦笑してしまいました。
確かに早く来すぎたかもしれません。
ですがこうでもしないと、
行き違ったまま会えない可能性が高いと思うんです。
「急ぐ理由はないから、ゆっくりでいいと思うよ。」
「うん。まあね~」
「それより、お昼は何を食べる?」
話題を変えようとすると。
「…う~ん。」
悠理ちゃんは食堂の中に視線を向けながら小さく唸りました。
何を食べるか悩んでいる様子ですね。
「優奈は?」
「私は悠理ちゃんと一緒でいいよ。」
「…って言われてもね~。特にこれっていうものがないのよね。でもまあ、せっかくだから待ってる間に、何を食べるか決めておく?」
「うん!」
他にすることもありませんので、
悠理ちゃんと二人でお昼ご飯の相談をしながら先輩達が来るまで待つことにしました。




