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THE WORLD  作者: SEASONS
4月11日
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誰も知らない

《サイド:美袋翔子》



優奈ちゃんと悠理ちゃんが加わって5人で向かう検定会場。



もちろんここは第1検定試験会場よ。



何となくだけど。


最近、よくここに来てる気がするわね。



昨日の午後にも幾つかの試合をしてたんだけど。


全試合を勝ち進んだ今の私の生徒番号は13番よ。



出来ることならもう少し成績を上げたかったんだけどね〜。



残念なことに一桁の生徒は一人も現れなかったの。



で、まあ、今に至るわけなんだけど。



対する真哉の生徒番号は龍馬と入れ代わって105番ね。



単純な番号だけで見れば私の方が圧倒的に上よ。



だけどね。



2番から落ちただけの真哉の実力は105番に収まらないわ。



龍馬と試合をしていなければ2番のままだったんだから、

まだ私の方が番号が低いと考えるべきでしょうね。



…でも、ね?



それでもね。



それでも真哉に負けるつもりなんてないわ。



まだ誰も私の力を知らないから仕方がないんだけど。



私の実力だってすでに13番で収まる程度じゃないのよ。



みんなは私を弱いって思ってるかもしれないけれど。


私の実力だってこの程度じゃないの。



一応、淳弥だけはアルテマを経験してるけれど。


他の誰も私の力を知らないでしょうね。



ルーンに関して言えば、

淳弥や龍馬に実物は見せたことがあるけれど。


その力までは見せていないわ。



だから、ね。



沙織も…。


真哉も…。


龍馬も…。


総魔でさえも…。



誰も私の実力を知らないの。



知っているのは私に負けた生徒だけ。



その中でも私の全力を目にしたのはごく少数でしょうね。



…だからね。



私はね。



たった一人で戦い続けて。


たった一人でここまで勝ち上がってきたのよ。



だからみんなはまだ知らないはずなの。



…私の本当の実力を、ね。



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