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THE WORLD  作者: SEASONS
4月10日
439/1318

心を鬼にして

何だかんだで昼食後。



一息着いた私達は、

そろそろ場所を移動しようかと思って席を立ったわ。



さすがに7人もいると多く感じるわね。



個人的には総魔と二人きりの方がいいんだけど。


みんなで揃ってご飯を食べるのも楽しいと思うわ。



でもね?


それもひとまず終わりなのよ。



ここからはまた別行動になっちゃうから。


だからその前に総魔に話しかけることにしたの。



「ねえ、このまま真っ直ぐ研究所に向かうの?」


「いや、一度寮に戻るつもりだ。おそらく今日も徹夜になるだろうからな。少し休憩してから研究所に向かおうと思っている。」


「ふ~ん、そうなんだ?」



一瞬だけ考えてみる。


総魔と一緒に行くかどうかをよ。



ちょっぴり悩んでみたんだけど。


ここは心を鬼にして我慢するべきよね。



どうしてって?


一緒にいても何もできないからよ。



二人きりで過ごせるのならそれだけで大満足だけど。


総魔は実験が目的なのよ?



どう考えても総魔との仲が進展するとは思えないわ。



それにね。



総魔とは一緒に居たいけれど。


ただそれだけで時間を費やしてしまうのは勿体ないって思うのよ。



どうせ総魔は実験で忙しいわけだし。


相手にされないのは目に見えてるんだから。



ここは一緒に行動するよりも、

自分自身の為に行動するべきだと思うの。



今後、総魔の役に立てるように、よ。



多少なりとも成長出来るようなことに時間を使った方が結果としては良い気がするわ。



そう考えれば答えは必然的に一つになるわね。



『検定会場』に向かうこと。



それが私のやるべきことだと思うの。


淳弥をぶっ飛ばしたことで、

現在の成績は128位よ。



だけどルーンも使えるようになったことで、

今なら一桁に入ることも難しくないはず。



岩永君や大森君とか、

特風の同僚と戦っても勝てる自信があるわ。



だからまずは自分自身の成長も兼ねて、

上位を目指した方が有意義な時間を過ごせる気がするのよね。



せっかくここまで頑張ってきたんだから。


総魔の側にいるのはもう少しだけ我慢して、

総魔に自慢できる番号を手に入れたいって思ったのよ。


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