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ずっと…
《サイド:深海優奈》
『キーン…コーン…カーン…コーン…。』
今日、何度目かの鐘の音が学園中に響きました。
「疲れた~。もう無理~」
「あははは…。そうだね」
悠理ちゃんと二人で時計に視線を向けてみると、
時刻はすでに12時でした。
午前中ずっと図書館で勉強していましたので、
あまり時間を気にしていなかったのですが。
すでにお昼の時間のようですね。
「お腹すいた~。優奈ぁ、ご飯食べに行こう?」
「うん。そうだね。食堂に行こっか」
「やった~!!」
元気良く席を立った悠理ちゃんは、
ぐぐっと背伸びをしてから各地の本棚から集めてきた本を整頓して元の本棚へと返しに行きました。
「私も…」
机の上に広げている魔道書と筆記用具を片付けて席を立ちます。
そして荷物を片付けてから本棚に返し終わる頃には悠理ちゃんも準備が整ったようですね。
「行くわよ、優奈!」
「うん!」
二人揃って図書館を出ます。
…今日も楽しい一日です。
こうして一緒にいられることが、
すごく幸せな時間だと思えました。
これが私の日常なんです。
ずっと…
ずっと…
こうしていたと思います。




