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翔子らしい
《サイド:天城総魔》
………。
この状況はどうなのだろうか?
翔子らしいと言うべきだろうか?
「…可愛いさ…優先…で?」
隣にいる翔子がブツブツと独り言を続けているのが気になった。
「でも…強く…よ…ね~?」
詳しい内容は聞き取れないが、
どうやらルーンについて考えているようだな。
だとしたら、
そっとしておいたほうが良いかもしれない。
わざわざ邪魔をする必要はないからな。
翔子に関してはしばらく様子を見ることにして、
ひとまず黒柳に話しかけることにした。
「そろそろ始められそうか?」
「ああ、すでに一通りの準備は終わっているはずだ。あとは実際に何から始めるかという打ち合わせが必要だな。」
「そうか…」
実験の内容を決めなくてはならないようだ。
幾つか考えていることはあるが、
まずは順番に進めていくべきだろう。
実験の方針を決めてから、
今回の目的を説明することにした。




