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THE WORLD  作者: SEASONS
4月9日
389/1354

1位、2位、3位

《サイド:深海優奈》



最後の試合が終わりました。



学園の頂点を決める試合で総魔さんが北条先輩に勝ったからです。



これで総魔さんが学園1位になり、

北条先輩の2位が決まりました。



そこまではいいのですが…。


その下の3位に私がいるということが今でも信じられません。



本当に私で良いのでしょうか?



色々と不安を感じてしまいますが、

ひとまずここで試合は終わりです。



総魔さんが頂点に立ったことによって、

頂点を目指す私達の戦いは終わってしまいました。



…もう誰も総魔さんに勝てないからです。



どれだけ望んでも御堂先輩が総魔さんに試合を挑むことはできません。


総魔さんと御堂先輩の試合だけは、

学園の方針として禁止されているからです。



もちろん御堂先輩以外なら総魔さんに試合を挑むことはできるのですが。


北条先輩も常盤先輩も総魔さんに敗退していますので、

よほどの理由がない限り試合を挑むことはないと思います。



あとは私と翔子先輩も総魔さんに挑戦することは出来るのですが…。


私としては試合をするつもりなんてありません。



総魔さんと傷付けあうなんて嫌です。


勝ち負けよりも戦うこと自体が嫌なんです。



だから総魔さんと戦うつもりはありません。



そしてたぶん翔子先輩も同じ気持ちではないでしょうか?



きっと総魔さんと戦おうなんて思ってないと思います。



なんとなくですが、

そんな雰囲気を感じるんです。



…ですので。



総魔さんが1位になった時点で、

もう誰も総魔さんとは戦えないことになります。



もちろん私達以外の誰かが総魔さんに挑むことは出来るのですが、

だからといって総魔さんが負けるとは思えませんよね?



…ということで。



当分の間は総魔さんの1位で変わらないと思います。



…ですが。



御堂先輩が総魔さんとはもう2度と戦えないというわけではありません。



学園内では試合ができませんが、

今後開催される『魔術大会』の会場では試合を行うことが出来るそうです。



あくまでも魔術大会が終わるまで試合をすることが出来ないというだけです。



そういう事情によって、

しばらくはこのままになると思います。



魔術大会が終わるまでは、

総魔さんが頂点に立ったままの現状維持になるはずです。



…一旦終わり、ですよね?



成績の順位に関して色々と考えながら試合場に視線を向けてみると、

すでに総魔さんは北条先輩の治療を始めていました。


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