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THE WORLD  作者: SEASONS
4月9日
377/1354

4日

《サイド:美袋翔子》



はぁ~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。



良かったぁ~。



ほっと安堵のため息を吐いてみる。


ようやく淳弥の治療が終わって、

一命を取り留めたことが確認できたからよ。



初めて『アルテマ』を発動したという理由もあって全く加減が出来なかったんだけど。


これでなんとか殺人者にはならなくて済んだわ。



…さすがにね。



手伝ってくれた淳也を殺すつもりなんてないわよ。



まあ、死ななければそれで良いっていうわけでもないんだけど。



とりあえず怪我そのものはほぼ完治してるようだから、

あとはしばらく様子を見て目覚めるのを待つだけって感じみたい。



「はぁ~。良かった~。」



心から思うわ。


人殺しにならなくて良かった、ってね。



まあ、淳弥が助かったことも喜ぶべきなんだけどね。



でも今は安心した途端に気持ちが緩んで、

その場に座り込んでしまったわ。



…はふぅ。



改めて考えてみると『アルテマ』って魔力の消費量が半端じゃないわね。



あらゆる魔術を一斉発動させるから、

魔力の消耗が激し過ぎるのよ。



ある程度使いこなせるようにならないと、

2、3回使ったら確実に魔力が底をついて倒れると思う。



あまりにも強力過ぎるせいでね。


使い所が難しい魔術なのよ。



はぁぁぁ~~~。


疲れた~。



なんて。



全力でため息を吐いていたら。


背後から聞き覚えのある声が聞こえてきたわ。



「あー、腹減ったー!!ってか、どこだここは?今、何時だ?」



…うわぁ~。



馬鹿の声が聞こえるわね。



声の方向へ振り返ってみると。


予想通り、真哉が目覚めていたのよ。



やっと起きたのね~。



…っていうか。



第一声が腹減ったってどうなの?


色んな意味でため息を吐きたくなるわね。



だけどまあ、起きたのなら無視は出来ないかな。



とりあえず真哉の側に歩み寄ってみることにしたわ。



「やっと目が覚めたの?」


「ん…?おっ!翔子じゃないか!何となく久し振りだな」



…はあ?



何となくって…。


私以上に気楽で馬鹿すぎるわね。



「それはそうでしょ。だってあんた、軽く4日は寝てたんだから」


「はぁぁぁ?妙に腹が減ってると思ったら、4日も寝てたのかっ!?」



…いやいや。



言いたいことは分からなくもないけど。



「問題はそこじゃないと思うわよ…?」


「ちっ!4日も飯を食いそこねるとはな!こうしてる場合じゃねえ!翔子!ついて来いっ!!!」



…は?



「え…?ちょっ!?って、痛いってば〜…っ!!」



抵抗する隙もないまま。


無理矢理真哉に拉致られて、

食堂まで引きずられてくことになってしまったのよ。



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