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もう無理?
《サイド:近藤悠理》
午後7時13分。
気が付けば3時間以上も試合を観戦していたわ。
閉館まで残り時間はあと僅か。
あと50分程で今日は終わってしまうのよ。
それまでに次の対戦相手を探したいんだけど。
会場内を歩き続けてみても、
なかなかこれっていう生徒が見つからないのよね~。
そもそも弱そうな生徒なんているわけもないし。
圧倒的って言えるくらい実力に差があるんだから。
勝てそうって思える生徒なんているわけがないのよ。
だから、そんなに簡単に見つからないのは仕方ないわ。
1000人の生徒が集まる会場だけど、
実際には100人もいれば良い方だと思うしね。
…っていうか。
今はもう閉館間近だから100人どころか半分の50人すらいないと思う。
たったこれだけの人数の中から、
私でも勝てそうな生徒なんているわけがない…と思うのよ。
実際問題。
これまで見て回った範囲内で言えば、
隙のありそうな生徒は一人も見つからなかったの。
今日はもう無理かな?
大人しく諦めようと思って受付に向かってみる。
そして会場を出ようとしたのとほぼ同時に、
見慣れない生徒が会場に入ってきたわ。
う~ん。
せっかくだし観戦していこうかな?
思い直して振り返ってみる。
新しく参加してきた彼は試合場Bー4に向かったみたい。
とりあえずあとを追い掛けることにしたのよ。




