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THE WORLD  作者: SEASONS
4月8日
350/1366

もう無理?

《サイド:近藤悠理》



午後7時13分。


気が付けば3時間以上も試合を観戦していたわ。


閉館まで残り時間はあと僅か。



あと50分程で今日は終わってしまうのよ。



それまでに次の対戦相手を探したいんだけど。


会場内を歩き続けてみても、

なかなかこれっていう生徒が見つからないのよね~。



そもそも弱そうな生徒なんているわけもないし。


圧倒的って言えるくらい実力に差があるんだから。



勝てそうって思える生徒なんているわけがないのよ。



だから、そんなに簡単に見つからないのは仕方ないわ。



1000人の生徒が集まる会場だけど、

実際には100人もいれば良い方だと思うしね。



…っていうか。



今はもう閉館間近だから100人どころか半分の50人すらいないと思う。


たったこれだけの人数の中から、

私でも勝てそうな生徒なんているわけがない…と思うのよ。



実際問題。



これまで見て回った範囲内で言えば、

隙のありそうな生徒は一人も見つからなかったの。



今日はもう無理かな?



大人しく諦めようと思って受付に向かってみる。



そして会場を出ようとしたのとほぼ同時に、

見慣れない生徒が会場に入ってきたわ。



う~ん。


せっかくだし観戦していこうかな?



思い直して振り返ってみる。


新しく参加してきた彼は試合場Bー4に向かったみたい。


とりあえずあとを追い掛けることにしたのよ。



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