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THE WORLD  作者: SEASONS
4月8日
342/1354

作戦変更

《サイド:近藤悠理》



どうにか第8検定試験会場にたどりついたわ。


ここは6000から6999番までの生徒が集まる会場なんだけど。


まずは次の犠牲者を探すために会場内をさまようことにしてみる。



さすがにここまで来るとね。


昨日まで所属してた最初の会場とは全然違って、

本格的な試合が数多く行われているわ。



私とは次元の違う戦いなのよ。


ここにいること自体が何かの間違いじゃないかな?って思うくらい。


実力のある生徒だけが集まっているの。



…だから。



だから正直に言って、

頭を抱えたくなる心境だったわ。



今までのように勝てそうな欠点を持つ生徒なんて全然見つからないのよ。



全体的にバランスが取れた生徒ばかりで、

明確な弱点を持つ生徒なんて一人も見つからなかったの。



…う~ん。



どうしよう?



番号を気にしなければ、

戦えそうな生徒は何人かいるのよ?



だけどね。


私の目標は次の検定会場に向かうことであって、

単純に試合に勝つだけじゃ意味がないの。



ここで足止めを受けてる場合じゃないのよ。


少なくとも5000を切るくらいでないと優奈と向き合う自信なんて持てないわ。



いわゆる熟練者ってやつね。



最低でもそれくらいの実力を持たないと優奈に合わせる顔がないの。


だから今はこの程度の会場で足止めを受けてる場合じゃないのよ。



何としてでも上へ!



その一心で観察を続けてく。



…でもね~。



勝てそうな生徒が全然見つからないのよ。


相手の失敗を待つような作戦はもう通用しないのかもしれないわ。



だとしたら、どうする?



悩み出す思考。


いくら考えても最善の方法なんて思い付かない。



そもそもね。


実力のない私がここにいること自体が不自然なのよ。


それでも試合に勝ちたいなんて、

無茶にも程があるわ。



自分でもそう思うんだから。


まともに戦えるわけがないの。



だから。


まともじゃない方法を考えるしかないのよ。



…何か逆転出来そうな作戦を。



出来の悪い頭で必死に考えてみる。



どうすればいいの?


全力で考え続けたわ。



周囲の試合を観戦しながら。


良い方法がないかと考え続けたの。



そしてついに。



………。



あることを思い付いたのよ。



上手くいくかどうかは分からない。


だけどやってみないことには結果なんて出ないわよね?



だから実践することにしたの。



受付に戻って名簿を受け取る。


対戦相手はすでに決めてるわ。



次の犠牲者は『彼女』よ。



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