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運が良い
《サイド:米倉美由紀》
さてさて。
これからどうなるのかしら?
上手く話がまとまればいいけれど。
まずは話を持ちかけるのが先決よ。
そのためにはとりあえず相談相手を見つけないことにはどうしようもないんだけどね。
…ただ。
自分で言うのも何だけど。
私は結構『運』が良い方だと思っているわ。
大抵のことは上手くいくし。
器用で優秀だと自分では思っているの。
だから会いたいと思った人に出会える確率が結構高いのよ。
こうなるともうね。
運というより直感かもしれないけれど。
適当に散策しているだけで見つかることが結構あるの。
で、まあ、そんな感じでね。
今は、とある人物を探しているところなのよ。
普段どこにいるのか?とか。
何が趣味でどういうことに興味があるのか?なんて。
一切不明な生徒だけどね。
当てもないし情報さえもないのに、
それでも私は目的の人物を探し出すことに成功したわ。
つくづく私は運が良いと思う瞬間よね。
午後8時過ぎ。
私は『天城総魔』と接触することに成功したのよ。




