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THE WORLD  作者: SEASONS
4月7日
311/1366

それまでは

《サイド:御堂龍馬》



行ってしまったね。


翔子と悠理と深海さんの3人も彼と共に次の会場へ向かって行った。



…だけど。



僕は一人でここに残る決意をした。



このまま…。



このまま彼と行動する気にはなれなかったんだ。



彼と一緒にいれば嫌でも現実を突き付けられてしまうからね。



彼と僕の実力差。


そこから目を逸らしても何も解決しないけれど。



それでも現実を見続けられるほど、

僕の心は強くなんてないんだ。



どうしても考えてしまうからね。



答えにたどり着いた彼と答えが見えない僕。


その差はとても大きいと思う。



だから僕は、彼から離れて。


もう一度自分自身と向き合いたいと思ったんだ。



見方によっては逃げているように思われるかもしれないけれど。


それでも僕にとっては重要な決断だったと思う。



彼の影響を受けずに。


彼の存在を気にせずに。



僕は僕の意思で頂点を目指したいんだ。



僕の進む道の先に彼がいる。



それさえ分かっていればそれでいい。



たとえここで道が分かれても、

たどり着く先が彼であればいいんだ。



だからもう一度出会う時。


その時に僕は再戦を願いたいと思う。



だけどそれまでは…。


今は彼のことを忘れて、

自分自身と向き合いたいと思う。



僕自身の本当の力を手にすることが、

何よりも優先すべき目的だからね。



その為に僕は動き出そうと思う。



いつの日か…。



彼に戦いを挑む、その日の為に、ね。



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