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THE WORLD  作者: SEASONS
4月7日
273/1378

危機感

《サイド:美袋翔子》



…むっ!?



むむむむむむっ……!!!!!



どうしてかは分からないけれど。


何故かとんでもなく嫌な予感がしたわ!!



考えすぎだって思いたいけど。



…思いたいんだけどね。



私の直感が『危険』を訴えているのよ!



気に入らないけど。


認めたくないけど。


間違いなく断言出来るわ!



優奈ちゃんと向き合ってた総魔がね。


ほんの一瞬だけだったけど、

微笑んでいたのを見逃さなかったからよ。



その瞬間を見ちゃったのよっ!!



今まで総魔の笑顔を何度も見てきたからこそ断言出来るの!



あの笑顔はね。


私や龍馬と同じ程度に、

あの子にも心を開いている証なのよっ!!



私でさえ何日もかかってようやく見れた笑顔なのに。


それなのにあの子は…っ!



優奈ちゃんは会って間もないのに、

もうすでに総魔の心に入りつつあるってことなのよ!!



…くぅぅぅぅ~。



まずいっ!!!


非常にまずいわっ!!



何だかとてつもなく嫌な予感がするのよ!



焦りと不安が心の中を渦巻く感じがするの。



不安そうな表情を浮かべていても、

優奈ちゃんの可愛さは全くと言って良いほど損なわれていないし。



むしろそういう仕種さえも可愛らしく見えるかも?



見た目だけで言えば、

間違いなく美少女だと思うわ。



性格は大人しいと言うか控え目と言うか。


真面目そうな感じに見えるけれど。


実際のところどうなのかなんて今はまだ判断出来ないわね。



…でもね?



可愛さ基準なら私も負けちゃうかも?


小動物系というか。


保護欲を呼び覚ますというか。


そんな純粋な愛らしさがあるのよ。



…ただただ不安だけが込み上げて来るわ。



だからね。


私の直感がね。


全力で訴え続けているのよ!



この子はとても危険な存在だって。


本能が訴えているの!



だってそうでしょ!?



総魔と同じ力を持ってる女の子なのよ?



それだけでも私の心を脅かすに値する存在だと思うのよ!



そして。



そんなふうに思ってしまったことで、

嫌な汗が私の頬を流れ落ちていく。



直感的に感じる危機。


これはもう間違いないって断言出来るわ!



…この子は。



優奈ちゃんは必ず私の障害になる存在なのよっ!



認めたくはないけれど。


そうなって欲しくはないって思うけれど。



…だけど。



絶対に!



総魔を巡る恋のライバルになっちゃうのよ!!!



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