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THE WORLD  作者: SEASONS
4月6日
252/1378

明日の為に

《サイド:御堂龍馬》



…ふう。



誰もいない室内。


休憩室には僕しかいない。



彼と翔子、そして沙織。



みんながこの部屋を出てからどれくらいの時間が過ぎたのだろうか?



時計に視線を向ける気力さえも今はなかった。


別に落ち込んでるわけじゃないんだけどね。



ただ単純に時間に追われるような気持ちにはなりたくなかったんだ。



自分の意思で決めて、

自分の足で立ち上がる為に。


あえて時間を気にせずにこの場に留まり続けている。



まずはこれからどうするべきなのかな?



その疑問だけが、延々と頭の中を駆け巡っていた。



もちろんここで悩んでいても解決しないことは分かってるよ。



だけどね。



何から始めればいいのかが分からないのも事実なんだ。



実際に試合でもしながら少しずつ経験を詰んでいくのが一番だとは思うけれど。


今日は試合が出来ないって言われているからそれすら出来ない。



だから。


今日という日において、

僕に出来ることは限られてしまっている。



行動は出来ないからね。


考えるしかないんだ。



明日の為に。



今の僕に出来ることを考えるしかない。



だけど何が出来るだろうか?


そして何をするべきなんだろうか?



答えはまだ出ないけれど、

考える事で気付くこともあると思う。



だから今は。


迷い続けていようと思う。



彼のように上手くは出来ないから。


僕にはそれだけの力がないから。



だから考え続けようと思うんだ。



いつの日にか届くように。



そしていつの日にか。



彼に追いつくその為に。



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