表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月6日
238/1381

この中から

《サイド:御堂龍馬》



少し遅くなってしまったかな?


時計に視線を向ければすでに12時を回っているようだ。


本当ならもっと早く来るつもりだったんだけどね。



黒柳所長との話が長引いたことで、

思った以上に遅くなってしまったんだ。



その結果として。



予定よりも15分ほど過ぎた頃になってからようやく食堂にたどり着いた。



中を覗き込んでみれば数え切れないほどの生徒達であふれかえっている様子が見える。


この中から沙織を見つけることが出来るだろうか?



沙織も僕を探しているかも知れないけれど。


この中で合流するのは難しそうに思えてしまう。



だけど立ち止まっていても仕方がないからね。



ひとまず歩みを進めることにしたんだ。



とにかく動かないことには合流できそうにないから、

沙織を探して食堂の中を歩き続けてみる。



…まずはあそこかな?



彼女がよく立ち寄る売店を目指してみようと思ったんだ。



急ぎ足で進む食堂内。



ものの数分で目的の場所にたどり着いたんだけど。


どうやら僕の予想は間違っていなかったようだね。



「沙織」


「えっ?」



背後から呼び掛けたからかな?


小さく肩を震わせた沙織が驚いたような表情で振り返った。



「あ、あぁ、驚いたわ。龍馬だったのね。突然呼び掛けられたからびっくりしたわ。」


「ごめん」


「ふふっ。大丈夫よ。」



笑って許してくれる沙織に何度も謝りながら歩み寄る。



「ごめんね。驚かすつもりはなかったんだ。」


「ええ、大丈夫よ。分かっているわ」



笑顔で対応してくれた沙織は、

売店でお金を支払ってからいつものサンドイッチと紅茶を受けとっていた。



「向こうで翔子達が待ってるんだけど、龍馬も来るでしょ?」


「あ、ああ…。」



『翔子達』と沙織は言った。


つまりそこには彼もいるということだ。



「もちろん行くよ。とりあえず、お昼を買ってくる。」


「場所はわかるかしら?」


「多分ね。」


「じゃあ、待ってるわ。」


「ああ、すぐに行くよ。」



挨拶を済ませてから、

一旦沙織と離れることにしたんだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ