表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1318/1354

加速魔術

「ガーデン・オブ・エレメント!」



魔術を発動させるマリアの一撃が襲撃者達を吹き飛ばしている。



「「「ぐぁぁぁっ!!!」」」



吹き飛ぶ襲撃者達が隙を見せた瞬間に、

今度はジェリルの魔術が発動しようとしていた。



「シャイニング・クロウ!!!」



数え切れないほどの光の刃を放つジェリルだが、

攻撃力そのものはマリアほどではないからな。



ジェリルの攻撃では足止め程度にしか効果を成していないようだ。



だがそれでも時間稼ぎとして十分の効果があり、

敵の動きが乱れた隙に再びマリアが攻撃を仕掛けている。



「これ以上、学園内で勝手なことはさせないわっ!ガーデン・オブ・エレメント!!!」



再び放たれた全力の一撃によって襲撃者達が一斉に吹き飛んでいく。



「くそっ!!!」


「ちぃぃっ!!」


「うぁぁぁぁぁぁっ!?」


「があああああっ!!!!!」



マリアの攻撃を受けて倒れていく侵入者達。



その戦闘の中へと俺も飛び込むことにした。



「邪魔だーっ!!!!」



勢いよく『ラングリッサー』を振り回す。



その一撃だけで侵入者の一人があっさりと倒れる。



「ぐあああああああっ!!!」



上半身と下半身が分断された痛みで苦しみ叫ぶ侵入者だが、

敵に対して手加減するつもりなど一切ない。


瀕死となった敵は無視して新たな敵に狙いを定める。



「マリアに手出しはさせんっ!」



再び振り回す槍がまた一人、敵を切り倒す。



「ぐぁぁぁっ!!!」



魔術の詠唱を中断させられて倒れる侵入者。


その悲鳴を聞き付けた周囲の侵入者達が一斉に俺へと狙いを定めているようだ。



四方八方から魔術を展開しようとする侵入者達だが、

その判断はすでに手遅れだ。



ここはすでに俺の攻撃圏内だからな。



「フェイっ!!!」


「任せろっ!」



心配してくれるマリアに一瞬だけ視線を向けたあとでラングリッサーに力を込める。



「北条真哉。お前の力を今ここに…!」



ルーンに魔力を送り込んで『友の力』を発動させる。



「ソニックブーム!!!!」



初速から最大速度に至る加速魔術だ。


風を纏う槍が輝きを増して俺の体を光が包み込む。



「全てを斬り裂く!!」



宣言して飛び出すと同時に、

魔術の余波によって大地がえぐられるように削り取られていった。



この加速はまさしく疾風だ。



最速で突撃する俺の動きによって、

襲撃者達の全ての魔術が狙いを外してしまう。



「遅いっ!」



敵の背後に回り込んで全力で槍を振り回す。



突くだけではなく斬ることもできるラングリッサーによって、

複数の侵入者の頭部が胴体から切り離されていく。



「「「………っ!?」」」



声も出せずに苦痛に表情を歪める侵入者達。


その遺体から視線をそらして次の侵入者達へと狙いを定める。



「俺をただの生徒だと思うな!」



すでにセルビナの国境で数十名の命を奪っているのだ。



いまさらここで殺害数が増えようが、

罪悪感に苛まれるということはない。



「死ねっ!!」



容赦なく体を切り裂く。


試合ではない本物の戦闘において手加減など不要だ。



刃を突き立てて命を奪う。



「ぐああああっ!!!!」



新たに倒れ込んだ侵入者も捨て置いて、

残る侵入者達へと視線を向ける。



…あと7人か。



大半の侵入者はすでにマリア達によって撃退されているようだな。



俺が殺害した敵は10名弱。


残る侵入者を片付ればここでの戦闘は終わるはずだ。



「北条真哉の名の下に!全ての存在を燃やし尽くすっ!!」



今度は槍が赤く輝き。


刃に炎が絡みつく



「バーニングソウル!!!」



勢いよく燃える炎が侵入者達の体を包み込んでいく。



「ぐっ!うぁぁぁぁぁぁっ!!」


「体がっ!?体が焼けるっ!?」


「熱いっっっっっっ!!!!!」


「があああああああっ!!!」



猛火に焼かれて倒れる侵入者達の様子を眺めたあとで、

最後に倒れた侵入者に歩み寄ることにした。



「一体、何者だっ!?何が目的で学園を襲った!?」



「………。」



叫ぶように問い掛けてみるが、

俺の問い掛けに答えは返って来ない。



「答えなければ殺すぞ?」



宣告して刃を向けてみせたが、

それでも口を割る様子は見せなかった。



それどころか。



「…ぐっ!」



笑みを見せた直後に自らの舌を噛み切ってみせた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ