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THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1313/1357

7時間も

《サイド:文塚乃絵瑠》



…ぅ。


…ん?



眠りから目覚めて意識を取り戻した瞬間に。



…っ!



激しい頭痛を感じてしまったわ



「うあ~。頭が痛い~…。」



頭を抱えながら起き上がってみる。



そして周囲を見回していると、

すぐ傍に親友がいるのが見えたのよ。



「あらあら?ようやくお目覚め?」



聞き慣れた声ね。


隣のベッドに視線を向けると、

彩花がのんびりとくつろいでいるのが見えたわ。



「う~。おはよ~、彩花。今は何時?」


「もうすぐ2時20分よ。」



…はぁ?


…2時?



言われて時計に視線を向けてみる。



…うわ~。



ホントにお昼を過ぎていて、

すでに午後2時19分だったわ。



…う~ん。



細かい時間は覚えてないけれど。


暗黒迷宮に挑戦したのは昨日の午後11時30分頃よね?



そのあと強制退去されたのが8時間後だから朝の7時30分頃かな?



…で。



今が午後2時20分ということは?



「えっ…?」



…って?


…えぇぇぇぇぇっ!?



「もしかして7時間も寝てたのっ!?」


「あら?今頃気付いたの?」



驚く私を眺めながら、

彩花はいつも通りの妖しい雰囲気満載の笑顔を浮かべてる。



「相当疲れてたんじゃないかしら?何度か起こしたけれど、全く起きなかったのよ。」



…へ?


…そうなの?



笑顔で告げる彩花の話を聞いて焦りを感じてしまったわ。



「こんなにのんびりと寝てる場合じゃないのに…っ!」



他のみんながどうしてるか分からないけれど。


私は1番さえ突破出来ずに失敗したのよ。



私だけが前に進めずにいるの。



「急がないとっ!」



もう一度迷宮に挑戦しようと思ったんだけど。



「…焦らなくてもいいのよ。」



彩花は笑顔のままで話し掛けてきたわ。



「乃絵瑠が失敗することは、最初から分かっていたことだから。気にする必要はないわ。」



…あうぅ。



「そう言われると余計に落ち込むんだけど?」



深々とため息を吐いた次の瞬間に。


『コンコンコンコンッ!!!』と、

入口の扉が激しく叩かれたのよ。



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