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THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1302/1402

一斉蜂起

《サイド:ウィッチクイーン》



…あ〜〜!


…もう〜〜〜!



セルビナは遠すぎるのよっ!!



御堂龍馬と常盤成美の二人に出会ったあとでジェノスを離れた私は、

セルビナを目指して街道を疾走してるところなのよ。



…本当なら米倉宗一郎や『あいつ』にも接触したかったんだけど。



セルビナに先行している雪が心配で、

急いでジェノスを離れていたの。



…まあ、そもそも米倉宗一郎は様子見でいいし。



『あいつ』と合流しなければいけない理由もないんだけどね。



さすがに学園内まで侵入して行動するとなると。


どれだけ時間があっても足りないから、

一旦オマケ要素は無視していたのよ。



…成美ちゃんに秘宝を預けちゃったから、捜索も面倒になったしね。




仕方がないからジェノスを出たんだけど。


すでに1時間以上は走り続けてるんじゃないかしら?



そんな私の耳にね。


突如として聞き慣れた声が届いたの。



『お姉ちゃん!お姉ちゃん!』



切羽詰まった雰囲気で私を呼ぶ声に気付いて足を止めたわ。



そしてゆっくりと周囲を見回してみる。



「…雪?…いるの?」



呟きながら周囲を見回してみたけれど。


雪の姿はどこにも見えないわね。



だけど声は続いているのよ。



『お姉ちゃんっ!!』



すぐ近くから聞こえる声。



これはたぶんあれよね?



「…もしかして?」



疑問を感じながら肩にかけていた鞄を掴み直して中を探ってみると。


予想通り小さな『リス』が鞄の中に潜んでいたのよ。



「いつの間に…?」



用意周到な妹に驚きつつ、リスをつまみとる。


そして精霊に向かって話しかけることにしたのよ。



「あのね、雪。いつの間に精霊を仕込んでたのよ?」


『えへへ…。もしかしたら必要かな~?って思って…』



…もしかしたら、って。


…いや、まあ、別にいいのよ?



あって困るものじゃないから別にいいんだけど。


こっそり忍ばせる必要はないんじゃない?



…なんて思うんだけど。



『…って、そうじゃないの!大変なの、お姉ちゃん!!』



どうやらそんなことで議論をしてる場合じゃなさそうね。



「何かあったの?」



単独で行動していたから、

状況が理解出来ていないのよ。



「状況を教えて」


『あのね!あのね!セルビナの軍隊が共和国に攻め込んで来てるのっ!!』



…ん?


…それだけ?



「それって普通でしょ?」


『そうじゃないの!一旦、停戦になったのに!それを破って、また攻め込んで来たの!!』



…はあ?



停戦になったのに、また戦争に?



まだまだ状況が理解出来ないわね。



『あとね。お兄ちゃんからの連絡で共和国の全ての町で解放軍が一斉蜂起したって!!』


「ん!なっ!?」



…はぁぁぁぁぁぁぁっ!?



さすがにこれは予想外の展開だったわ。



「まさか、ジェノスも…?」



あの町には栗原薫がいるのよ。



御堂龍馬や常磐成美がどうなろうと知ったことじゃないけれど。


栗原薫だけは死なれると困るの。



『お姉ちゃん、どうしよう!?』



雪が慌ててる。


まあ、当然よね。



共和国の国内には解放軍が。


西からはセルビナ軍が。



ここで弱みを見せれば、

ミッドガルムも動き出しかねないわ。



…どういうことなのかしら?



戸惑ってしまうけれど。


共和国が最悪の状況に追い込まれていることだけは間違いないようね。



「ったく…もう!!次から次へとっ!」



急いで決断しなければいけないわ。



…次の一手を、ね。



共和国を守る為にはどうすればいいの?



「現状で考えられる最善の策…。」



それは…?




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