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幸せなひと時
《サイド:美袋翔子》
…ふふ~ん♪
こんな時間がもっと続いてくれたら良いのにな〜。
なんて考えてる間に食事が終わったわ。
結局私は知り合いが食堂にいたことに気付かないまま、
幸せ一杯な気持ちでグラタンを食べ終えたのよ。
…ふう。
静かにスプーンを置いて一息つく。
「ごちそうさまでした~♪」
お腹も一杯になったし。
総魔とお話もできたし。
気分が充実してる感じかも?
こういう時間を幸せな一時って言うんじゃないかな〜。
…って。
これだと本当に恋人同士の会話になっちゃうわね。
まだそう思えるようになるのは早いんだから、
少し落ち着かなきゃいけないわ。
こっそり深呼吸を繰り返して気持ちを落ち着けてみる。
そうして総魔の食事も終わった頃合を見計らって話しかけることにしたのよ。
「総魔ももういいの?」
「ああ、もう十分だ。」
「うん。それじゃあ、食器を片付けてくるわね~」
二人分の食器を丁寧に返却してから総魔の隣に戻る。
「それじゃあ、行こ~。」
「ああ」
食事を終えた私達は一緒に食堂を出ることにしたのよ。




