規模が違う
《サイド:栗原薫》
学園長と二人で学園に到着したわ。
「ここですよ。」
…うっわ~〜〜。
「大きいですね~。」
これがジェノスの学園なのね。
クイーンがいなくなってからしばらくして、
ようやく馬車は校門の前までたどり着いたんだけど。
思っていた以上に大きな校舎を見て驚いてしまったわ。
「国内最大規模ですからね。」
…確かに。
マールグリナと比べると数倍の大きさがあるように思えるわ。
学園長の後ろから魔導学園を見上げてみたんだけど。
校舎の大きさだけでも倍くらいの差があるのよ?
さすがに国内最大規模と言われるだけのことはあるわね。
「グランバニアの魔導学園と同等か、あるいはそれ以上の規模ですので、マールグリナとは比べないほうがいいですよ。」
…ですよね。
ジェノスの学園とマールグリナの学園では規模が全く違うわ。
カリーナとマールグリナは比較的小規模の学園だから、
ジェノスと比べるとどうしてもその差を感じてしまうのよ。
「これだけ大きいと迷子になりそうですね〜。」
「確かに…。広すぎるのも大変でしょう。」
学園長は苦笑しながら馬車を走らせてく。
海軍からの報告によると米倉元代表はすでにジェノスに帰還してるらしいんだけど。
居場所までは分からないのよね。
最も確率の高そうな場所として学園まで来たんだけど。
確実に会える自信はなかったりするわ。
…まあ、ここにいないとすれば役場に向かえば良いと思うけどね。
それでも見つからなかったら、
その時に考えるという方針で校舎に向かっているところよ。
まずはジェノスの学園長を捜すのが手っ取り早いと思うしね。
学園内のことは学園長に聞くのが一番のはず。
ひとまず校舎を目指すことになった私達は、
馬車を降りてから学園長室を目指すことにしたのよ。




