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THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1214/1242

移動の順番

《サイド:御堂龍馬》



…さて、と。


…そろそろ出発しようかな。



今は学園の校門にいて、

これから学園を出発するところになる。



ざっと見た感じだと、

周りに知り合いはいない様子だね。


今日は一人で出掛けるつもりだったから、

誰にも声をかけたりはしてないし当然かな。



たぶん今頃、木戸君と須玉さんは特風会にいるはずだし。


淳弥は里沙の護衛として百花と一緒に行動してるはず。



だから特風の仲間達は二手に別れて学園内で活動していることになる。



もしかしたら僕も何かするべきなのかもしれないけれど。


今は他にやりたいことがあるから、

学園内での活動は後回しにした。



「僕には僕のやるべきことがあるからね。」



少し重い荷物を背負いながら学園を出発する。



目的地は幾つもあるし、

やるなければいけないことも沢山あるからね。



だけどそのどれにしても、

僕が果たすべき役目は一つだけになる。



『家族の死を告げること』



ただそれだけだ。



昨日の時点で理事長が亡くなったことは米倉さんに話した。


そして学園長にも悠理と悠護さんの死は告げた。



でもね?



まだまだ終わりじゃないんだ。



『常盤沙織』

『美袋翔子』

『深海優奈』

『北条真哉』

『武藤慎吾』



まだ5人の家族に会わなければいけない。



そのために今朝早くから淳弥に頼んでそれぞれの家の住所を調べてもらったから、

道に迷う心配はないと思う。



「学園から一番近いのは商店街かな?」



まずは深海さんのお家から向かうことにした。


気持ち的には沙織のお家に向かいたいんだけどね。



だけど上手く話をする自信が持てなくて、

後回しにしたいと思ってしまうんだ。



だから近場から済ませてみようと考えたんだけど。


地図を眺めた感じだと、

深海さんのお家が一番近いらしい。



そのあとにどういう順番で向かうのかも考えながら歩き出す。



「深海さんの次は翔子かな?」



沙織の家が一番遠いけど。


真哉と武藤君の家も結構離れているからね。



ざっと見た感じだと深海さんの家は商店街だから学園からは近い。


そして翔子の家はジェノスの中部だから比較的近場になる。



真哉の家は北部で、

武藤君の家は東部になるようだ。



沙織の家は西部だね。



行く必要はないけれど。


鈴置さんのお家は南部らしい。



わりと港の近くに家があるみたいだね。



まあ、僕が行く理由は何もないんだけど。


調査のついで(?)に淳弥が教えてくれていた。



「どうしようかな?」



悩みながらもひとまず商店街を目指してみる。



最も分かりやすくて最も近いからね。



まずは深海さんの家を目指すことにしたんだ。



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