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THE WORLD  作者: SEASONS
4月19日
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生徒会の勧誘

当時の入学式には沙織や翔子や鈴置さんや淳弥も含まれるんだけどね。


2年前の入学試験首席は芹澤啓輔だった。



里沙と沙織は上位にいたらしいけれど。


翔子と鈴置さんは中の上といったところかな?


淳弥は実力を見せない性格だから、

かなり低い成績から始まったようだ。



それぞれに生徒番号が与えられて、

それぞれに学園生活が始まることになる。



芹澤啓輔は新入生首席ということで、

生徒会からの呼び掛けによって生徒会に入ることにしたそうだ。



それは毎年恒例にもなっていることなんだけど。


才能のある人材を集めることを目的としている生徒会は、

毎年必ず首席になった生徒に参加を呼び掛けているからね。



2年前の首席である芹澤啓輔。


去年の首席は現副会長の八重倉美乃里さんだった。


今年は総魔だね。



3年前だと僕や真哉や百花が入学した年なんだけど。


残念ながら僕達は主席にはなれなかった。


沙織が学園1位になるまでずっと1位に君臨していた人物でもあるんだけど。



首席になったのは息吹幸太郎いぶきこうたろうさん。


入学当時は18歳だったから今は21歳かな?


すでに学園を卒業して魔術研究所に就職したみたいだけどね。



沙織も通っていた治癒魔術研究室で室長を務める神崎慶一郎さんの弟子として、

今は副室長を務めているらしい。



比較的穏やかな性格の人だからね。


沙織とも仲良くしていたそうだ。



伊吹さんが卒業したことで、

生徒会長を芹澤啓輔が引き継いだ形になる。



その前に沙織にも声がかかっていたらしいけれど。


沙織は妹の成美ちゃんの為に、

魔術の研究を優先したいという理由で生徒会への参加を断ったそうだ。



本来なら研究所に所属したかったみたいだけど。


卒業出来る程度の実力が認められなければ研究所には就職出来ないからね。



だから沙織は実戦を経験出来る風紀委員に所属していた。



ちなみに僕の入学試験の結果は僅かな差で2位だったそうだ。



百花が3位だったかな?



当時は僕にも生徒会から声がかかっていたんだけど。


僕は参加を断った。



別に生徒会が嫌なわけじゃないけどね。



個人的に強くなりたいという目的があったから、

生徒会よりも戦闘技術を求められる風紀委員に所属することを選んでいたんだ。



…とは言え。



成績よりも訓練を重視していたから、

一年後に入学した沙織よりも後に1位になったんだけどね。



僕と同じ年に真哉も入学していたんだけど。


真哉は比較的下位の成績だったようだ。



本人いわく『面倒だから手を抜いた』ということらしい。



まあ、真哉らしい考え方だとは思うけどね。



そんな真哉に振り回されながら二人で風紀委員の実行部隊として活動していたから検定試験が後回しになっていたとも言えるんだけど。



…ただ。



今年の新入生首席の総魔にだけは声がかからなかったらしい。



その理由こそが僕や翔子が総魔の調査を行った理由でもあるんだけどね。



名前と年齢しか書かれていない入学届け。



どれだけ調べても過去の記録が存在しない『正体不明の存在』だったからだ。



だからこそ。


特風と生徒会に届いた資料は『過去の経歴は抹消済み』という調査報告書だけになる。



だとすれば。


生徒会が総魔の呼び掛けを見送るのも当然だろうね。



僕でさえ不審に思って対立したくらいだから、

わざわざ正体不明の人物を仲間に引き込みたいとは思わないと思うよ。



その結果として今年は入学試験2位の生徒が選ばれたらしいけれど。


あまり詳しい情報は僕も知らないかな。



報告としては知ってるけどね。



あまり気にしていなかったから名前すら覚えていないんだ。



…まあ、仮に総魔に呼び掛けていたとしても断られていただろうけどね。



総魔が生徒会に協力する姿は想像できない。



むしろ生徒会を敵に回して無双してたんじゃないかな?



なんとなくそんなふうに思ってしまった。



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