7つの鍵
ひとまず無事に地下1階へはたどり着いたんだけど。
地下室の扉も厳重に封印されているようね。
扉を確認したことで再び鍵の束を両手に持ってみる。
「今度も7つね。」
先程の入口で必要な鍵が7つ並んでいたことから今回もそうかもしれないと判断した私は、
順番を考えながら鍵穴に鍵を合わせていったわ。
その結果として予想は的中して、
さっきよりもすんなりと鍵の解除が進んだのよ。
最後の鍵も開いて地下室の入口が開かれる。
「あと2ヵ所ね」
地下2階と地下3階。
それぞれにも鍵が必要と考えながら歩みを進めていく。
そうして仲間達と共に、
目的の地下3階へ向かうことにしたの。
…とは言っても。
噂の禁呪はどれほど危険な魔術なのかしら?
魔導図書館に入るのは初めてだから、
詳細は不明のままなのよ。
それでも禁呪の噂は学園中で有名で、
その存在は誰もが知っているわ。
実際に存在した魔術が保管されてるわけだしね。
最低でも一度はどこかで発動しているはずなのよ。
だから存在を否定することは出来ないし、
全魔術を管理する学園長が把握しているのは間違いないわ。
そういう理由で禁呪の存在は誰もが知っているわけだけど。
その禁呪を求めて地下を目指しているところなの。
…次は負けないわ。
手も足も出なかったウィッチクイーンを越える為に力を求める。
…私の願う幸せを狂わせはしないわ。
敵か味方か不明の存在。
それでも戦う意志を放棄するつもりはない。
…越えて見せるわよ。
…ウィッチクイーンをね。
そんなふうに考え事をしている間に、
次の扉が姿を現したのよ。
「ここも7つね。」
再び鍵の束を両手に持つ。
目指すべき場所は…すぐそこよ。




