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エッセイあれこれ

【完全版】初心者のための小説作法

作者: 荒野ヒロ

お使いの機器(OSの違い)によって、ここに書かれている方法ではうまくいかないこともあります。

縦書きと横書きの違いもあるので、あらかじめご了承ください。

【三点リーダー(…)とダッシュ(ー)について】


 三点リーダーとは「…」これです。

 ダッシュは「ー」これ。


 この二つは書籍では二つつづけた長さの物が書かれているので、これに合わせてウェブ小説であっても同じ書式にしたほうがいいでしょう。


 つまり「……」や「ーー」という具合に二つくっつけて表記しましょう。


 ダッシュについては、なろうに書き込むときには「罫線(けいせん)」と打って変換したものを使うといいかもしれません。

 OSによって「─と─」の間がくっつかず離れてしまうこともあるようです。

 ちなみに三点リーダーは「てん」を変換すれば出てきます。




【段落と句読点について】


 すでにやっていますが、文章の頭を「スペース一個ぶん空白にする」というものです。

 会話文の「」からはじまる場合には段落を入れなくてもいいです。


 「こうではなく」

「こうです」


 あと、句読点についてですが「」の最後には句点は使わないのが一般的です。


❌「つまりこうではなく。」

⭕「こうです」


 読点については、「読みやすくするために、文章の切れ目に打つ」点だそうなので、各人が研究しましょう。

 自分の書いた物を読み直すと、読点を打つべき箇所に打たれていなかったり、句点にすべき箇所を、読点で済ませていたりする箇所があったりします。

 自分の書いた物は時間が経ってから見直すと、客観的に判断しやすくなります。




【!と?について】


 次は「!」(エクスクラメーションマーク)と「?」(クエスチョンマーク)についてです。

 これらの記号を使った後は、スペース一個ぶん空けましょう。


「え! なんだって?」


 こんな具合に「」内の最後に記号を使う場合は、空白を空ける必要はありません。

「!」などの記号の後に「」を使うなら、段落を変えたほうがいいかもしれません。


 ちなみに「!」や「⁉」などは「びっくり」で、「?」は「はてな」で変換すれば出てきます。




【「」と『』について】


「」の中に「」を使わない。

 つまり、括弧かっこの中に括弧を使用する場合は、


❌「こうして「こう」」ではなく。

⭕「こうして『こう』」しましょう。


『』(二重鈎括弧)も「かっこ」を変換すれば出てきます。


『』の使い方として、文章の中で本のタイトルなどを示すときは『』で表すのが一般的です。




【々に()ではルビは振れない】


 なろうのシステムでは漢字の後に()の中に入れた「ひらがな」や「カタカナ」がルビとして振られますが、中には()では付けられない場合があります。

 それが「々」です。


 これは「色々」とか「様々」とかの同じ漢字を繰り返すときに使われますが、この「々」は記号な(漢字ではない)ので、()を付けてのルビが振れないので注意しましょう。


 色々(いろいろ)となってしまいます。


 そこできちんとルビを振るために「入力補助メニュー」を押し。

 表示された中から「ルビ(るび)」を押して上の枠内に「色々」と打ち、下の枠内に「いろいろ」と打つ。

 こうすればきちんとルビが振られます。


 この方法でなら、漢字の上に漢字のルビを振ることも可能ですし、漢字と漢字の間に「ひらがな」が含まれる言葉にも、正確にルビを振ることができます。

 漢字のみにルビを振る場合は()でルビを振るほうが簡単ですが、「々」を含んでいるとルビが振れないと覚えておきましょう。


「々」は「のま」か「きごう」でも変換可能です(OSにもよるのかな?)。




【漢字の使い方に注意】


 漢字によっては、適度にひらがなで表記したほうが読みやすいことがあります。

 たとえば「こと」とか「あいだ」とか「一人ひとり」といった漢字は、あえてひらがなで書かれている書籍(海外ハイファンタジー作品)も多いです。


 それに熟語をつづけて書くときは、片方の熟語をひらがなで表記するか、熟語と熟語の間に読点を打ちましょう。


 たとえば「一人身勝手な行動を」なんて書くと、「一人、身勝手」なのか「一、人身じんしん」と読み違える可能性もゼロではありません(前後の文から考えればすぐ気づきますが、さっと目をとおした場合、混乱する人もいるかもしれません)。

「一人」をひらがなで書くか、ルビを振るといいでしょう。


 同じ熟語でも、読み方で意味が異なる言葉もあります。


「人気のない町の一角で」こう書くと、「ひとけのない」なのか、「にんきのない」なのか混乱します。ルビを振るか、いっそひらがなで表記しましょう。




【行間を空ける】


 ウェブ小説では通常の本と違って、1ページが文字で埋まるような小説は少ないです。もちろん書き手によっては、「このスタイルがいい」という思い入れがあるかもしれませんが、できるだけ読みやすいように改行したり、文章と文章の間を空けると読みやすくなります。


 異なる物事について書くときなど、文章と文章の間が空いたほうが、前文と異なる内容なのだと理解しやすくなると思われます。



 これらの基本を押さえて書いたほうが、読者に「読みづらいな……」と思われて、スルー(ブラウザバック)されずに済むかもしれません。

ほかにも執筆で気をつけるべき点はあると思います。

気になるところがあれば、お気軽に質問してください。

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