表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

宝石

作者: 翠泉
掲載日:2024/11/10


 私の狡猾なところ

 逃さず見続けていてほしいの

 握り潰してしまった未来も

 燻んで濁ってしまった嘘も


 私が大切に守っていた逆側に

 澄み切った青空が落ちるのなら

 私は誰にも邪魔されずに

 遠くへ飛んで行けるのに


 幾度も積み上げた小さな石のように

 輝いてみえる明日もなくて

 毎日戦争のようで綻び始める

 褪せていく灯りをただ眺めるだけ


 囚われたくなくて

 自由人を気取っていたけれど

 誰にも気付かれず死ぬのは怖かった

 一人でいることが嫌だった


 このまま穏やかな日々を過ごしていこう

 何気ない日々を思い出して笑うだろう

 自由に過ごしていく一人の日常

 私の骨を埋めてくれるのは誰だろう


 幾度も積み上げた小さな石のよう

 輝いてみえる明日もなくて

 繋いだ手を重ねていく

 褪せていく宝石を眺めているだけ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
自由でいたい反面、気付いてほしい気持ち。それがとても伝わってきました。狡猾や嘘という言葉も、きっと大切な何かを守ろうとして。明日が見えにくい時も、ありますよね。 宝石は、地中深くで温度や圧力の様々な…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ