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ユーキとミーナのスカイハイレディオ  作者: 雪月花
本編 スカイハイレディオ
8/41

8 よく考えたら怖くて、確かめるのに勇気がいる時


「はい、今日も始まりましたー! スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」


「〝ミーナ〟です。どもー」





ユ「たまに聞かれるんですけど、僕たちは放送局の社員ですからねー。芸能プロダクションではないんですよねー」


ミ「そんなこと、誰に聞かれるんですか? ユーキさんに興味持つ人なんているんですかー? そしてこの放送局、お金無いですからねー。ラジオパーソナリティをいち社員から捻り出しますからねー」


ユ「ミーナさん、いきなり僕をボロクソに言わないで下さい。……放送局事情を自分たちで改めて言うと悲しいですね……でも切り替えて、さっそく今日のお題に行きましょうか」


ミ「よく考えたら怖くて、確かめるのに勇気がいる時……ですねー。スカイハイレディオらしいお題ですかねー」


ユ「あー、あれだね。初めは全然怖くないんだよ。あ、そっかーて受け止めちゃう感じ。……けどよくよく考えると怖いことなんだよねー。すごく確認作業が嫌な瞬間ですね」


ミ「そうですねー。私の場合はあれですねー。ウイスキーとお茶を間違えて、一気飲みした時ですかね…………酔いも覚めました」


ユ「大丈夫? 倒れたりしなかった?」


ミ「それはありませんでしたよー」


ユ「……さすがミーナだねとでも言うのかな。でも気をつけてね」


ミ「はーい」


ユ「やけに素直ですねー! 逆に勘繰ってしまう! ……はい、ここでリスナーさんの方からのメッセージですねー。なになに『一人暮らしで、何気なく窓を閉めた後に〝あれ? 自分窓開けたっけな?〟ってなった時』 ……こわっ!!」


ミ「あー、このあと家中のドアを開けて、誰かいないか確かめるパターンですねー」


ユ「その時、ミーナさんは武器持つ派ですかー? 僕は何か細長い棒を持つ派です」


ミ「ピース派です」


ユ「ん??」


ミ「目潰しっ!」


ユ「あぶなっ! 僕で実践しないで下さい!」



ミ「アハハハハ! おしい! ……はい、ここで他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますね。 『朝家出る前に倒してそのままにした虫が、帰ってくると居なくなってた時』 こわい! もしこれがあの虫だったら、もう無理ですねー。家にいれません」


ユ「僕、虫は得意なんで、こんな時はぜひ呼んで下さいねっ!」


ミ「……私も案外大丈夫です」


ユ「えー。そこは演技でもダメなフリしようよー」


ミ「……じゃぁ、ユーキさんの〝よく考えたら怖くて、確かめるのに勇気がいる時〟は何ですかー?」


ユ「僕はあれですね……会社のデスクに勝手に卓上カレンダーが増えてた時ですね。僕、そうゆうの置かないんですよ。……誰? 年始に置かれてて、まだ置いてますよ……」


ミ「今日もう17日ですよー。……はい、ユーキさんの、ちょっと微妙な例が出た所で、今日はここまでになりますー」




ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」




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