7 絶対絶命なのに、何故か笑ってしまう時
「はい、夜のお供にかかせない! スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」
「〝ミーナ〟です。よろしくー」
ユ「いや〜、今日は寒いですねー」
ミ「そうですねー。皆さん、体調を崩さないように暖かくして下さいねー」
ユ「今日は珍しく真面目に始まりましたねー。リスナーさんが、違う番組だと思って聴かなくなる前に、今日のお題に行きましょうか!」
ミ「絶対絶命なのに、何故か笑ってしまう時……ですねー。あーこんな感じですねーお題のマニアック度」
ユ「これはあれだね。もうどうすることも出来ない危機的状況なのに、自分のツボに何故かはまってしまった瞬間ね。あれ、辛いよねー」
ミ「そうですねー。私の場合は、お風呂上がりにお酒がない時ですかね……特に今みたいに寒い時期は湯冷めしそうなんで、すぐに買いにいけないですし……」
ユ「ミーナさんの絶対絶命は、ハードルが低いですね。そして笑ってしまうと言うより、泣き笑いでしょうかー?」
ミ「…………あー! ユーキさんはトイレットペーパーが無い時に、私を呼び出すって言ってましたよねー! 私もお酒が無い時に呼び出しますね! どうでしょう!?」
ユ「パシリ? お酒買ってこーい! って連絡だよね? トイレットペーパー持って来て(泣)と違うよね」
ミ「お酒持って来て(泣)」
ユ「……しょうがないな……ってなるかーい! ……はい、ここでリスナーさんからのメッセージですね。『終電で帰って来て、家の前でカギが無いのを気付いた時』 あー、これは絶対絶命ですねー」
ミ「電車が無いんで、元いた場所に戻りにくいですしね……」
ユ「カギといえば、僕この前、某テーマパークで誰かの家のカギを拾ったんですよー」
ミ「あれはビックリしましたねー。スタッフさんに預けたんで、持ち主さんに戻ってればいいですけど」
ユ「……ナチュラルに僕とデートしたことを全国に暴露してるね」
ミ「!! 違いますよ! グループで行ったんですよ!!」
ユ「照れなくっていいのに。……あ、睨まれてます! お馴染みのミーナさんの睨み入りました」
ミ「はい、気を取り直して、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますねー。『テストの出題範囲をまるまる間違えてた時』 あー、これは悲しい! けど悲し過ぎてニッコリ笑ってしまったのかなー?」
ユ「昨日、勉強頑張ったのにって虚しさも感じますよねー。でも共通テストの時のやらかしじゃ無くて良かったですねー」
ミ「経験者は語るですねー。じゃぁ、ユーキさんの〝絶対絶命なのに、何故か笑ってしまう時〟は何ですかー?」
ユ「僕はあれですね、満員電車で、背丈が一緒のおじさんと向かい合ってくっ付いてしまった時ですねー。お互い逆方向に顔を背けてるんですが、顔を前に向けると相手の頬にチューしてしまいそうなんですよね……何故かその状況に笑ってしまって……フフッ」
ミ「それは絶対絶命感、半端ないですね……はい、ユーキさんの初めて共感出来る例が出た所で、今日はここまでになりますー」
ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」