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ユーキとミーナのスカイハイレディオ  作者: 雪月花
本編 スカイハイレディオ
5/41

5 自分の信念が思わず揺らいだ時


「はい、始まりましたー! スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」


「〝ミーナ〟です。こんばんはー」




ユ「早いもので、もう5回目ですねー」


ミ「そうですねー。案外どうにか続くもんですねー」


ユ「では、さっそく今日のお題に行きましょうか」


ミ「自分の信念が思わず揺らいだ時……ですねー。ちょっと似通ったお題になってきましたかねー?」


ユ「まぁ似通ってても、誰も過去のお題なんか覚えてないでしょー! そんな今回のお題は、あれだね。こうするぞって固く誓っていることが自分の中であるけど、とてつもない困難にぶつかった時に〝あぁ……どうしよう……〟って1人で悩む瞬間ね」


ミ「お題に対するテキトー感、炸裂ですねー。私の場合あれですかねー。締めのラーメンには必ず普通のビールなんですけど……あるお店のラーメンは焼酎ハイボールがとても合うんです! 普通のビールと決めてるのに、浮気してしまう気分で頼めないんですよね……」


ユ「でも、そのラーメンに焼酎ハイボールが合うって知ってるってことは、浮気を1回してるじゃん…………はい、ミーナさんからの冷たい目線をいただきましたー。ではここで、リスナーさんからのメッセージを紹介しますねー。えーっと『毎日のように行く立ち飲み屋で、1日3杯と決めているのに、全部飲んだ後に女将さんがツマミをサービスしてくれた時』 おぉ! まさかのお酒ネタが来ましたねー」


ミ「そうゆう時は、1杯追加するしかないですよねー」


ユ「……ミーナさんの回答の方がクセが強かったんで、このリスナーさんの回答が霞んでしまいますねー」


ミ「そうですかー? お酒好きさんの回答だらけにして、いつかはこの番組を乗っ取りましょー! お酒好きなリスナーさん、じゃんじゃんメッセージを送って来て下さい」


ユ「今以上にディープな番組にしないで下さいよー」


ミ「えー。……ではここで、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますー 『飲食店経営者です。売上の良い他店で、自分の店には無いメニューの食事をした時』 あー、お店のメニューや味付けに信念を貫いてる系ですねー」


ユ「売れてるメニューを見て、自分の店でも取り入れるか迷うんですよねー。試行錯誤するのは良いことですけど、やり過ぎると逆効果なんですよねー……」


ミ「どうしたんですか? ユーキさん、突然、元気ないですね」


ユ「……僕、ラーメン屋でバイトしてたことがあるんだよね。そこがそんな感じだったのを思い出して……って今日はラーメンの話多いですねー。これも何かの縁なんで、このあとラーメン屋に行かない?」


ミ「締めのラーメンですか? そこまでいくと、だいたいユーキさん酔い潰れてるんで、この前みたいに置いて帰ったらすみません。先に謝っときます」


ユ「いやいや、そこは頑張って! 行く前から諦めないでー」


ミ「……じゃぁ、ユーキさんの〝自分の信念が思わず揺らいだ時〟は何ですかー?」


ユ「僕はあれですね、一緒にいる人の歯とかに青のりがついてると、絶対伝えると決めているのですが……その相手が強面(こわもて)の上司だった時ですかねー」


ミ「……はい、ユーキさんの小心者な例が出た所で、今日はここまでになりますー」




ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」


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