表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユーキとミーナのスカイハイレディオ  作者: 雪月花
特別編 スカイハイクエスト

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/43

S Q16 レアなお宝が眠る財宝MAP 後編  


【グルメサモナーのクライヴと、彼が召喚したセイレーンのラフィナ。ミーナとユーキは彼らとお酒片手に楽しくお喋りしたあと、再びお宝を求めてMAPに示された場所を巡る】


ユーキ「あ、今までなかったプロローグが勝手に始まりましたよ」


【けれど今回は、どれだけ飲んでもレベルアップしませ〜ん】


ミーナ「え!? レアな〝命の雫(お酒)〟と引き換えに、何故か高額なお金が取られてるのに!?」


【……そう、生きづらい世の中なんだよ。この前もさぁ……ブツブツ】



ユ「……耳障りなノイズと化してしまいましたね」


ミ「気を取り直して、ここから近いこの◯ルギーに行きましょうか!」


ユ「うん、だいぶ飲んじゃったからキツいけど、せっかくの機会だからね!」



 

 ーーーーーー


ミ「今日はいろんなお酒を飲めましたね〜! すっかり日も暮れてしまいました〜。そろそろあのゲートをくぐって帰りましょうか」


ユ「国によってこんなに味が違うんだね〜。はぁ〜楽しかった! ってうわっ!」


ミ「ユーキさん!? 大丈夫ですか? ゲートの向こうに足を踏み入れた途端、地面が光りましたね」


地面『トラップが発動しました〜』


ユ「えぇ?」




【ズン、ズン、ズン、ズン】(体の芯にくる重低音)


ミ「……踊り出したくなるような曲が聴こえてきましたね」


ユ「あの建物の奥から聴こえるね。たまに歓声もあがるし、夜空がカラフルな光線で染められてる……」


ユーキ&ミーナ「「見に行くしかないよね!?」」




ミ「わぁ! 野外フェスです!! 大きな舞台には壁みたいな巨大スクリー……魔法で何かを映し出してますねっ!!」


ユ「音楽に合わせてビジュアライ……なんか刺激的な模様が目まぐるしく変わってますよっ! すごい魔法だ!!」


ミ「点滅するスポットライト、いえ、魔法の光が縦横無尽に動いてます! その舞台の中央ではDジェ……小柄な女性がピョンピョン飛んでますね。ーーあれはっ! 羽を生やした半人半鳥フォルムのラフィナさんです!!!!」




ユ「……そう来たか……」


ミ「ラフィナさん、カッコいいですね! お腹から下はもふもふの羽毛に覆われて、足は完全に鳥の形です! 何気に完全セイレーン姿は初披露!」


ラフィナ『もっと飛ばすから、ついて来てね!!』


聴衆「「「Wooooooooo!!!!!!」」」




ユ「……さすがセイレーンっ。彼女が作り出すこの空間に、見事に惑わされていますっ」


ミ「あぁ! 曲の盛り上がりと共に、ラフィナさんが夜空に向かって指を突き上げましたよ! 羽も大きく広げて、観客の熱狂もピークに達しました!」


ユ「うぅぅ……みんなすっごく楽しそう。なんでこんな時に……」


ミ「うずうずしますね! ダメだと分かってても、オーディエンスの真ん中に突撃したい!」


ユ「ミーナ落ち着いて。あんなに踊ったりしたら……僕たち、たらふく飲んでるんだよ?」


ミ「あはは! 絶対酔いが回りますよね〜。でもユーキさんも、体を軽く揺らしながら足が向かってるじゃないですか!」


ユ「くそっ! これが(トラップ)か!! 大迫力フェス(こんなこと)をされたら……踊るしかないよねっ!! どんなに酔い潰れても!!」




【ーーこうして、まんまと罠にハマった2人。帰りがどうなろうと、明日がどうなろうといい時もあるんです。そんなドランケンサモナーのミーナと、彼女のセイム、ユーキの冒険は、まだまだ続く!!】




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ