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ユーキとミーナのスカイハイレディオ  作者: 雪月花
特別編 スカイハイクエスト

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32/43

S Q5:後々問題になるから事前に報告しましたよねー!?


「はい、今回も特別編です。僕たちが何故か昔懐かしいレトロRPGの世界で戦います。今はよく分からない平原を歩いてる、召喚士に召喚された精霊〝セイク〟のユーキです」


「ドランケンサモナーのミーナです。レベル上げ頑張るぞ!」




ユ「なんだか順調に特別編が続いてますねー」


ミ「それだけ新規の日本酒を飲んでるってことなんですけどねー」


ユ「冷蔵庫が生酒だらけなんで早く開けたいそうなんですが、割安になる一升瓶を買っちゃうんで、なかなか飲み切らないそうですよ」


ミ「冷蔵庫が日本酒だらけで幸せだけど、切実に邪魔だそうです」


ユ「しかも追加で日本酒購入したらしいね。ここだけの話、ある特定の酒蔵から少しだけ安く買えるルートを握っているらしいですよ」


ミ「大丈夫です? ここで触れてしまって……」


ユ「大丈夫だよ! とっても合法だから!! 誤解を招くようなことを言わないで!」


ミ「はーい。じゃあ当分はこっちの特別編が続きそうですねー」


ユ「そうなんだよね。近々すごいビックイベントも控えてるらしいし」


ミ「ビックイベント?」


ユ「……それがさ」





【野生のスート・レッスーが現れた!!】



ユ「あっ、話の途中だけど戦闘モードになってしまいました。前方に……黒いシルエットがピョンピョン跳ねています。ウサギかな?」



【スート・レッスー。種類『後々問題になるから事前に報告しましたよねー!?』】



ミ「これはつい最近あったあの件ですね。メールで〝こんなことが起きたけど、原因は何だと思う?〟みたいなことを、もっとビジネスチックに上長に聞かれたんですよね」


ユ「〝だーかーらー、問題になりそうだから他部署のあの人に再三確認したけど、明確な返答がありませんって事前に相談したじゃん!!〟って怒りの返答をした件ですよね」


ミ「そうそう。朝から荒れてましたねー」


ユ「けれど忙しいんで、すぐに他の仕事に追われて忘れていましたけどねー」



ミ「こんな時はお酒の力に頼って楽しくなりましょう!! 『じゅもん』で……メイバ!!」


ユ「make a bar appear = MABAメイバです。皆さんそろそろ覚えました? 作者は覚えていません。コピペなんで……」


ミ「今日も背の高い丸テーブルに聖杯があらわれましたね」


ユ「はいはい。お酒が入ったグラスね」


ミ「そろそろおつまみも欲しいですよね」


ユ「そうだね。今度持参する?」


ミ「いいですね! 適当感満載なスカイハイクエストなんで、アイテム屋で売ってるんじゃないでしょうか?」


天の声【それいいね! 回復アイテムは〝いぶりがっこ〟とか〜】


ユーキ&ミーナ「………………」


ユ「ないない。いぶりがっこは美味しいけど、渋すぎる……」


ミ「戦闘でピンチになった時に燻製したタクワンをポリポリさせないで下さい。もう戦わずにお酒に集中しますよ!」


天の声【…………しゅん。いぶりがっことチーズの組み合わせは至高……】



ユーキ&ミーナ「………………」


ユ「とりあえず、乾杯しましょうか?」


ミ「そうですね。では、かんぱーい!」




【ドランケンサモナーのミーナが、新しい呪文を覚えた!!】




ミ「美味しー!! 優しい香りと口当たり!! これも実は中取り生原酒なんですよ」


ユ「美味しいね。最近のこだわり? 中取り生原酒」


ミ「そうみたいです。飲み比べしたくなりますよね〜。…………レッスーが飛びつかれたのかちょっとぐったりしています。動かなくなっている『後々問題になるから事前に報告しましたよねー!?』のスート・レッスーに使いますね」


ユ「じゃあ一応、レッスーに向かって立っとこうかな」




ミ『Ευχαριστώ πολύ όλους όσους κάνουν sake…………』


ユ「呪文の詠唱が始まりました。あれ? なんだか今日は僕の右手に光が集まっています。これは?」




ミ『north snow!!』




ユ「おぉ! 右手をレッスーに向けて掲げると何か出た! 吹雪? 吹雪がレッスーに向かって巻き起こりました! レッスーは雪に埋もれてしまい……」


ミ「……あ、雪から無事に脱出しましたね。浄化されて白ウサギになっています」


ユ「すっごい。今日は僕が魔法攻撃したみたいだった! でも何でだろう?」


ミ「…………もしかして、常にコールド魔法で冷やされているんで、冷たい系ならユーキさんが出せるんじゃないでしょうか?」


ユ「…………」




【チャラララ〜ン♪】



【ドランケンサモナー、ミーナの勝利!! 魔法『north snow』を覚えた! ミーナはレベルが4に上がった!!】




ユ「あー楽しかった! これから冷たそうな名前の日本酒飲もうよ!」


ミ「えー。〝雪〟縛りですか? 〝氷〟がつくものとかあるのかな?」


ユ「…………あった! ずっと前に飲んだことあるよね? ほらあの凍らして飲む珍しいやつ」


ミ「過去に飲んだものは今のところ出しませんよ」


ユ「なんで?」


ミ「すごい話数になってしまうからです。おそらく本編のスカイハイレディオを凌ぐ量になってしまうので…………」


ユ「…………」


ミ「タイトル変えます?」





【ドランケンサモナーのミーナと、彼女のセイム、ユーキの冒険は、まだまだ続く!!】





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