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ユーキとミーナのスカイハイレディオ  作者: 雪月花
特別編 スカイハイクエスト

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29/43

SQ2:休日にタスクを詰め込まないで欲しいんですけど


「はい、今回も特別編が始まりました。僕たちが何故か昔懐かしいレトロRPGの世界で戦います。今はよく知らない街道を歩いている、召喚士に召喚された精霊〝セイク〟のユーキです」


「ドランケンサモナーのミーナです。頑張るぞー」




ユ「…………今日はなかなか賑わっている街の中の大きな道を歩いています」


ミ「すっごいファンタジーですねー。ハロウィンの仮装並みに、コスプレ感満載の人たちで溢れています」


ユ「僕の黒いローブは相変わらずコールド魔法が効いてて寒いなぁ……解除出来ないの? ミーナ」


ミ「…………出来そうにないですねぇ。ユーキさんは生原酒の〝セイク〟だから、冷蔵保存しないといけませんからね。そういう制約なんじゃないんでしょうか?」


ユ「えー……風邪引きそうなんだけど」


ミ「あ、遠くで何やら〝命の雫(お酒)〟の気配が!」



ユ「…………ドランケンサモナーはお酒の気配を感じ取れるの?」


ミ「他のドランケンサモナーが戦ってるみたいですね。魔法で出した〝命の雫(お酒)〟は分かるみたいです」





【野生のスート・レッスーと交戦中のジュナに遭遇した!!】


ユーキ「街道のど真ん中に、背の高い丸テーブルにグラスをたくさん並べて飲んでる男女がいます。レッスーは……建物の屋根の上にいる鳥でしょうか? 黒いシルエットですがフクロウのような鳥がいます」



【スート・レッスー。種類『休日にタスクを詰め込まないで欲しいんですけど』】



ミーナ「あー、忙しくって常にタスクに追われてますもんねー。タスク一覧メモがゼロになったのは何年前でしょうか……」


ユーキ「もうね、休日は休みたいんですよ。平日も休みたいですけど……」




ミーナ「こんにちはー。貴方もドランケンサモナーですかー?」


ジュナ「こんにちは。作中でホワイトビールを飲むシーンがあるからってだけで、抜てきされた、ジュナです」


カグヤ「ジュナの〝セイク〟のカグヤです」


ユーキ「あー、他作品のキャラです。放送作家さんのとことん楽する根性が出てきました」


ミーナ「新キャラ作るのって時間と手間がかかるんですよね…………私もドランケンサモナーのミーナです。ジュナさん、若いのに沢山飲んでますねー」


ジュナ「飲み比べで沢山用意しちゃったんだよね。ミーナも一緒に飲む? あと、ミーナの〝セイク〟の人? も、どうかな?」


ユーキ「ミーナの〝セイク〟のユーキです。ありがとう。じゃあいただこうかな…………ちなみにカグヤ君のタイプは何? 僕はnamaなんだけど……」


カグヤ「僕はタイプale(エール)だよ」


ユーキ「やっぱり!! ビールじゃん!! この赤いローブ冷えてないよね!? 何で??」


カグヤ「…………??」


ミーナ「ユーキさん、相手のローブを脱がす勢いで詰め寄らないで下さい。カグヤさんは絶世の美男子設定なんで、絵面が完璧に不審者ですよ」


ユーキ「…………普通のローブいいなぁ。暖かそうな赤だし」


ジュナ「ねー。私たちの作品的に青白い色がメインカラーなんだけど、創造神(作者)の大好きなクラフトビールが赤いカラーらしいよ。ユーキの黒いローブは冷えてるの?」


ミーナ「ユーキさんは生原酒の精霊なんで、常に冷やさなきゃいけないんです」


ユーキ「くそぅ。冷やしたら美味しいビールと、冷やさなくてはいけない生酒の違いなのか??」


ジュナ「フフッ。カグヤも冷やす?」


カグヤ「精霊の僕を冷やしても意味がないような?」


ユーキ「…………」


カグヤ「……そろそろ乾杯しようか?」


ジュナ「そうだね。じゃあかんぱーい」


ミーナ「かんぱーい!」




 …………


ミーナ「やっほー! ってつい言っちゃいますね!」

ジュナ「本当だね。やっほー。あははっ!」


ミーナ&ジュナ「「やっほー!!」」


ミーナ「さすがです。期待を裏切らない味ですね! 華やかなのに心地良い! ここのエールビール大好きです!! やっほー!」





 ーーーーーー


【ドランケンサモナーのジュナが、新しい呪文を複数覚えた!!】



ジュナ「今回は地域限定品だから、欲張って全部揃えちゃった。じゃあ放置気味の『休日にタスクを詰め込まないで欲しいんですけど』のスート・レッスーに使おっか? カグヤいい?」


カグヤ「いいよ。じゃあみんなから離れたところに立つから待って」


ユーキ「おぉ。2回目にして他のドランケンサモナーの戦いぶりを見学するみたいです」



ジュナ『Ευχαριστώ πολύ όλους όσους κάνουν sake…………』


ユーキ「呪文の詠唱が始まりました。バリエーションを考えるのがめんどくさいんで、呪文はミーナと同じものですねぇ。カグヤ君の体が光を帯びて来ました」


ジュナ『SHINSYU HILAND。ホワイト、グリーン、ゴールド』


ミーナ「3種類あったんで、全部飲んじゃいますよねー」


ジュナ『セッションレッド』


ユーキ「これも美味しかったですね」


ジュナ『山岳の神。New Eee』


ミーナ「他にもあったのですが、このぐらいにするそうですー」




ユーキ「わぁすごいっ。カグヤ君の右腕に光が集まって、空中にパーツが現れました。それがガチャンガチャンってみるみるうちに組み立てられて……あぁ〜速くて複雑で解説が間に合わないっ」」


ミーナ「ユーキさんの語彙力が残念です。ラジオパーソナリティなのに……」



ユーキ「いや、だって、すごいんだよ! 魔法と言うより未来のテクノロジー? 現代人の僕では形容出来ませんっ! すっごいバカでっかい銃が出来上がりました! メカメカしぃ! 照準のような光の紋様も(ちゅう)に浮かび上がっています!!」


ミーナ「あー、レッスーに向かってオーバーキル気味の攻撃がぶっ放されましたねー。……屋根の一部ごと跡形もありません。レッスーは消滅? したんでしょうか。もうジュナたちなら余裕で魔王を倒せそうな気がします」




【チャラララ〜ン♪】


【ドランケンサモナー、ジュナの勝利!! ジュナはレベルが84に上がった!!】


ユーキ「…………」


ミーナ「…………」




ジュナ「カグヤお疲れ様。他の〝セイク〟が宿屋で待ってるから、そろそろ行こっか」


カグヤ「そうだね。じゃあユーキとミーナ、またね」


ジュナ「またねー」



ミーナ「…………(手をフリフリ)」


ユーキ「…………え? これ僕たちルコール大魔王討伐に立ち上がらなくてよくない?」


ミ「私も思いました」


ユ「…………」





【ドランケンサモナーのミーナと、彼女のセイク、ユーキの冒険は、まだまだ続く!!】




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